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職員が育つ職場がいきる ~神奈川県社協発 福祉の職場のスーパービジョン

報告書

今日、福祉・介護の現場では、様々な年齢層や他業種からの転職者など、資格や経験がない人も、多く現場で業務にあたっています。
そうした人たちが、業務や研修を通じて必要な技術や知識を修得し、やりがいを感じながら活躍することは、利用者へのより良いサービス提供にもつながります。そのための、職場での人材の育成・定着が課題となっています。
本会では、その課題への対応する手法として「スーパービジョン」に着目し、平成9年度より「スーパーバイザー(養成)研修」を実施しています。
研修では、職員指導を担う職員を主な対象に、スーパービジョンの理論を学び、毎日の引継や打合せ、会議や定期的に開催される面談など、日々行われている「確認作業」においてその手法を活用すること、そこで職員が互いに学び合い、成長し合うことで、専門性を高めるとともに、職場内の活性化にも役立てていただくことを目的としています。
スーパービジョンは、「その理論を意識化することで、日常業務の中で実践できる」とする「神奈川県社協発」のスーパービジョンを、より多くの職場にてご活用いただきたく、研修にて伝えている理論と、研修修了者を取材しての実践事例の紹介、また、受講後の自職場でのスーパービジョンの取組に関するアンケート調査報告を1冊にまとめました。
取材やアンケートを通じ、スーパービジョンを活用している現場では、「離職が減少した」「職場内で相談しやすい雰囲気ができた」「職場全体のモチベーションが上がった」といったプラスの変化を実感していることが分かりました。
職員一人ひとりが活躍し、職場全体の活性化にもつながる職場づくりに、スーパービジョンのご活用、また、その際に本冊子ならびに「スーパーバイザー研修」をご活用いただければ幸いです。

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