親子で楽しめるまつり、つながりを感じる場所
- 分野 こども /
- エリア相模原市南区 /
- 推進主体 民生委員・児童委員 /
- キーワード地域での支えあい活動 /

川崎市多摩区生田第二地区民生委員児童委員協議会 主任児童委員 岸 芳枝
子育て中心の生活が一段落した頃に、保育士をしていた経験を活かして、放課後などの小学生の居場所である「わくわくプラザ」に関わり、スタッフとして小学生の成長を見守る楽しさを味わいました。主任児童委員として声をかけていただき、4期目になります。子育てサロンで親子とふれあう時間を重ねていくたびにとてもやりがいを感じています。年月とともに成長していくお子さんに会うと、あの時間を一緒に過ごし見守っていけたことに時間が経つ早さを感じます。主任児童委員として親子と関わることは、私の中で宝物になっています。
多摩区では、毎年9月中旬に多摩区総合庁舎で「たまたま子育てまつり」を実施しています。
コロナ禍で中止した年もありますが、今年で22年目を迎えた地域の子育てネットワークを広げるイベントです。多摩区民生委員児童委員協議会は、情報広場として各地区民児協が実施している子育てサロンのポスターを展示し、チラシを置いて広報活動を行っています。おまつりに遊びに来た方々に知ってもらえるよう、多摩区主任児童委員と民生委員・児童委員のリーフレット、蛍光リストバンド、くじ引き券を入れた袋を来場されたお子さんたちに渡して、会場に来てもらうように工夫しています。
そこに以前子育てサロンに参加し地区の概況川崎市多摩区生田第二地区てくれたお子さんが来て成長した姿を見せてくれた時は、思わず喜びの声が大きくなります。おもちゃくじで欲しかったものが当たらなかったお子さんには、「また来年待っているよ~」と声をかけます。友達同士で喜んでいる姿を見ているだけで、私たちの表情も自然とほころんでしまいます。
他の参加団体は、ホールで歌や踊りのパフォーマンスをしたり、部屋では親子で作る工作・親子体操・読み聞かせ・ゲームなどを行ったりしています。参加している団体には研修会や会議などで会う関係者も多く「あの時はお世話になりました」とあいさつを交わしたりします。横のつながりが広がってきており、情報交換を行うなど、おまつりはより良い関係作りに役立っています。
コロナ禍前の賑やかさには少し足りていない部分もありますが、会場の熱気は以前と変わらず、地域の皆さんが楽しめる場所になっているという自負があります。回を重ねるごとに館内での親子の会話や笑顔が増えていき、多摩区で子育てをして、つながれる場所をつくれていることに意義を感じています。

「たまたま子育てまつり」は、多くの親子の笑顔があふれるイベントです

(令和6年4月1日現在)