時代に合わせた子育てサロンの役割
- 分野 こども /
- エリア川崎市川崎区 /
- 推進主体 民生委員・児童委員 /
- キーワード地域での支えあい活動 /

川崎市川崎区中央第一地区民生委員児童委員協議会 主任児童委員 結城 文与(写真左)
平成13年から2期6年にわたり主任児童委員を務め、子育てサロンの立ち上げに携わりました。退任後は、子ども会や登下校の見守りなど子どもとの関わりを大切に地域活動を続け、令和4年11月に主任児童委員に再任し今日に至ります。
川崎市川崎区中央第一地区民生委員児童委員協議会 主任児童委員 井上 なおみ(写真右)
こども文化センターを拠点にバトントワリングチームを結成し、小学生と関わりながら24年になります。地域のイベント出演を通し民生委員とつながり、令和4年に主任児童委員をお受けしました。
ベテラン&新人バディは「親子の笑顔」をエネルギーにして努めてまいります。
中央第一地区は古き良き川崎が残る一方、タワーマンションやショッピングモール、広い公園もあり、加えて交通の便の良さから移住者が増え、小学校では児童数が急増し、外国につながりのある児童の増加が目立ちます。まさに「多様性」の象徴と言える地域です。
21年間続けている地区民児協主催の子育てサロンの役割も、時代に合わせた変化を求められてきました。最近の傾向として、1歳を目安にお子さんを保育園に預けて仕事を始めるお母さんが増え、サロンを利用する期間が短くなっています。そこで、日本の伝統や季節の行事を取り入れ、工作などをしながら、短い期間でもお母さん同士が交流できる雰囲気を作るよう心がけています。
また「地域子育て支援センターおおしま」の保育士さんにお手伝いい地区の概況川崎市川崎区中央第一地区ただき、歌や手遊びなど親子でふれあう時間も大切にしています。毎月のサロンには、地域みまもり支援センターの保健師さんが来てくださり、交流の輪に入りお母さんたちの話を聞いてくれます。育児のアドバイスはもちろん、地域の子育て情報や相談窓口の案内などの支援をしてくれます。
また、令和4年度より、毎年3月に子育てサロンと地域みまもり支援センターが協力し「日本人親子と外国人親子の交流会」を開催しています。
前述のように、外国人の増加に伴い子育てサポートも必要になっています。令和6年3月に開催した交流会では、親子で楽しめるおすすめスポットなど身近な話題から入り、メインテーマ「防災を考える」について話し合いました。区役所危機管理担当の方からアドバイスを受けながら、不安なことや分からないことを質問したり、備蓄品のことや避難場所・家族との連絡方法などを確認したりと、外国人に限らず日本のお母さんも改めて防災について考える良い機会になりました。終了後のアンケートには「子ども同士も一緒に遊べると良い」「各国のお祭りや伝統料理を知りたい」などの意見が寄せられました。
子育てサロンの継続には、関係機関との連携が不可欠です。地域のニーズに柔軟に対応できるよう協力していきたいと思います。

交流会では、区役所の方からアドバイスを受けながら様々なことを話し合いました

(令和6年5月現在。民生委員児童委員・主任児童委員は令和5年9月現在)