福祉タイムズ

Vol.877(2024年12月号)

このデータは、『福祉タイムズ』 Vol.877(2024年12月号)(発行:神奈川県社会福祉協議会)をテキスト化したものです。データは、下記リンクからダウンロードが行えます。

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福祉タイムズふくしTIMES
2024.12 vol.877
編集・発行社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会

特集
多様化する経営課題への対応-社会福祉法人等への経営支援事業の取り組み-
NEWS&TOPICS P4 (福)恩賜財団済生会神奈川県病院地域交流室の取り組み―地域に目を向け、つながりを創る実践
キラリ輝く!児童委員活動 P7 相模原市南区相模台地区民生委員児童委員協議会 寺久保加津美
企業の社会貢献活動 P10 子どもに笑顔を届ける 継続する社会貢献活動 神奈川トヨタ自動車株式会社

今月の表紙
横浜市中区の第四地区南部社協会長の水上涼子さん(前列中央)と役員のみなさん。
役員間の情報交換を密に、支え合う体制を築き上げている。【詳しくは12面へ】撮影:菊地信夫

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多様化する経営課題への対応-社会福祉法人等への経営支援事業の取り組み-
 持続可能な福祉サービスのために欠かせない福祉人材の確保、近年の物価高騰への対策、基本報酬改定、利用定員の充足、施設の多機能化・老朽化への対応など、社会福祉事業を担う社会福祉法人等の経営課題は、ますます多様化しています。また、社会情勢や制度動向の変容により、先の見通しや見極めの即応性、法人の経営理念の発信も求められています。
 今回は、社会福祉法人等の安定した法人経営・施設運営をサポートする本会の経営支援事業について、ご紹介します。

制度動向や分野・種別特性を踏まえた研修会
 本会では経営支援事業の一環として、令和2年度より、経営者部会会員法人を対象に、グループワークを取り入れた分野別経営支援研修会を実施しています。
 当初は、経営判断の一指標である簡易経営分析シートを用いた分野共通の研修会を基礎編・応用編で実施し、令和3年度から保育、令和4年度から障害、令和6年度から高齢と、分野別の研修へ拡充してきました。
 研修会では自法人の強みや弱みを把握して経営状態を知るとともに、他法人との意見交換を通じて、自法人の経営課題を考えることを目的としています。
 令和6年度に実施した高齢・保育・障害の分野別研修会をご紹介します。

●時代や地域に合った経営を考える
 高齢分野の研修会では、地域特性を踏まえ「人材と利用者の集まる施設経営」をテーマに「事なかれ主義的な組織風土」を「改善意欲の高い組織風土」に変えて、経営の効率化を進めた事例を取り上げました。
 また、経営理念に法人固有の福祉サービスや考え方が込められていて、他法人と違いの出せるポイントが職員に根付いているかを振り返り、ディスカッションを行いました。
 参加者からは「今まで思い付かないような経営改善の事例を聞くことができた」「法人理念のモノサシを活用して、人材育成を進めていきたい」などの声が寄せられています。

●保育現場の経営課題の発見と分析
 保育分野の研修会では「法人の成長のために経営者層が取り組むべきこと」を学ぶ内容となりました。第1部は、参考指標や適正値(採用率や人件費率、給与水準等)を算出したシートに基づいてグループワークを交え、数値から考えられる課題と対策を検討しました。
 第2部では、働きやすい職場づくりに向けて、近年の人事労務関係の法改正や就業規則のチェックポイントを学びました。相談事例として、管理監督者、持ち帰り残業やハラスメントについて取り上げ、自法人の取り組みを振り返りました。
 参加者からは「経営状況を数値化して見直すことができた」「他施設とのグループワークで現状を把握することができた」など、特に他施設の取り組みを知ることができたのは有益との声が多く寄せられました。

●障害分野における持続可能な経営管理と職場環境づくり
 障害分野の研修会では「人を大事にするための施設経営」を中心に、前半では計算書類の読み方のポイントを解説、経営指標を活用した経営改善への着眼点を学びました。後半では「心理的安全性」をキーワードに「働きやすい職場」とは何か、グループワークを交えながら考え、各施設での取り組みを共有しました。入職者が独り立ちするまでの具体的な計画として、定期的な面談(声かけ)の設定方法や入職者との隔たりを無くすポイントを学び、組織全体で取り組む必要性を再認識しました。
 参加者からは「経営分析と人事管理の両面で有益な情報を得ることができた」「自法人のできている事、できていない事が明確になった」など、経営状況の見える化について、多くの声をいただきました。

●次年度の研修会に向けて
 いずれの分野でも、グループワークとディスカッションを通じて、自法人の経営を振り返るとともに、他法人と課題を共有し、これからの取り組みを考える機会となりました。
研修会終了後には、事前希望による経営相談会を実施し、研修のフォローアップや日頃の経営課題・疑問点の解消を図りました。
 これまでの研修会で会員の皆様から寄せられた声を参考にしながら、永続的・安定的な経営を支援できるよう、次年度以降も研修会を企画・実施してまいります。


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経営相談を起点として
 本会の経営支援事業は、経営指導事業(経営相談)から始まっています。人材確保・育成・定着に関することやインボイスに関する会計税務の相談、災害時の事業継続計画(BCP)の整備など、様々な相談が寄せられていますが、一般相談対応を基本としながら、必要に応じて、弁護士や税理士、公認会計士、社会保険労務士などによる専門相談につないでいます。

〈図〉
経営相談の流れ
〈図終わり〉

  これまでに寄せられた相談事例をQ&Aとしてまとめ、本会ホームページで紹介しています。今後は、後述の「福祉経営支援レポート」に掲載しているワンポイントアドバイスも公開していく予定です。「どんなことが相談できるのか」と悩む前に、ぜひ一度ご覧ください。

〈図〉
~経営相談事例~
Q  社会福祉法人が資金運用を行う際の留意すべき点
Q  通販サイトの利用に係わるインボイス対応
Q  人件費率の抑制と人材確保に向けて
Q  交替勤務制における申し送り業務のあり方
このほか、本会ホームページにて事例を紹介しています
〈図終わり〉

 ご相談は、本会ホームページの相談申込フォームまたは申込様式を用いたメール相談にて受け付けております。社会福祉法人や社会福祉施設の経営・運営に関する日常的な問題や課題について、お気軽にご活用ください。

福祉経営支援レポートの発信
 経営者部会会員法人向けに、令和2年度より法人経営・施設運営に必要となる情報や最新の福祉動向に関する情報等を月2回メールにて配信しています。
 経営者部会の動きと関連付けながら、本会各部所で実施する研修案内等も行い、県内の動向等も含めた総合的な情報の発信をしています。発信する内容によっては、専門家からのワンポイントアドバイスを盛り込み、情報の深掘りを行っています。目次の表示や記事に関連する情報源ホームページへのリンクなど、必要な情報にアクセスしやすくなっていますので、ぜひご一読ください。

巡回型経営支援(アドバイザー派遣)
 令和5年度より、専門のアドバイザーが法人を訪問して、法人経営・施設運営に関して率直な意見交換を行いながら助言等を行う「巡回型経営支援事業」を開始しました。地域性や法人特性を踏まえ、地域での存在価値を高められるよう、顔の見える関係を作りながら意見交換を行い、課題解決に向けたポイントの整理や助言等を行っています。
 アドバイザー派遣では、分野別経営支援研修会参加法人やこれまでの経営相談の実績等を踏まえて、年間で10法人程度実施しています。
 訪問先の法人からは「じっくりと話ができて、自法人の優先的な経営課題を整理することができた」「今後の見通しが立たない難しい時代だが、全国的なデータや近隣法人の取り組み事例に基づく助言が役立っている」等の声をいただいています。

〈表3種〉
【本会経営支援事業の実績】
分野別経営支援研修会
[参加者]
高齢→3法人3名
保育→6法人8名
障害→6法人6名
合計→15法人17名

経営相談
[相談内容]→→[対応回数]
施設経営一般→5件→12回
会計・経理→2件→2回
入所者処遇→3件→18回
労務管理→5件→13回
衛生管理→1件→1回
合計→16件→46回

巡回型経営支援
[訪問先]
高齢→3法人
保育→2法人
障害→2法人
合計→7法人
※分野別経営支援研修会は令和6年度、経営相談・巡回型経営支援は令和5年度実績
〈表3種終わり〉

 社会情勢や制度動向は、日々目まぐるしく変容しています。日常の課題から法人に大きく影響する課題まで、幅広く対応できるよう、会員の皆様のご意見を聞きながら、今後も法人経営・施設運営のサポートに取り組んでまいります。
(福祉サービス推進課)

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NEWS&TOPICS
(福)恩賜財団済生会神奈川県病院地域交流室の取り組み―地域に目を向け、つながりを創る実践
 1911年(明治44年)の明治天皇の御下賜金を基に設立された済生会グループは、東京に本部、40都道府県に支部を置く、国内最大規模の社会福祉法人です。設立当初から、医療を通じた生活困窮支援や身寄りのない人への支援などを行ってきました。横浜市神奈川区にある済生会神奈川県病院は令和3年度より地域交流室を開設し、地域住民への医療的支援だけでなく、地域づくりにも積極的に関わっています。
 今回は、地域交流室長の鎌村誠司さんに地域交流室設置の経緯や、現在の取り組みについてお話を伺いました。

―「地域交流室」設置の経緯
 済生会グループは生計困難な方の医療費を免除する「無料低額診療事業」、医療・福祉サービスにアクセスできない方に対する訪問診療や健康診断、予防接種等を無料で行う「なでしこプラン」を実施しています。さらに、地域に目を向け、住民の「健康に関して気になること」の不安に応えるため、令和3年に近隣のショッピングセンターの協力で、フロアの一角に「なでしこ保健室」を開設しました。

〈写真〉
室長の鎌村誠司さん。MSWの経験から地域づくりの必要性を痛感し、住民との関係づくりに奔走している
〈写真終わり〉

 なでしこ保健室には看護師や管理栄養士が携わり、健康や介護、薬に関する相談、嚥下体操や介護予防イベント等に取り組んでいます。また「地域とのつながりの強化」を目的に、医療福祉相談室に「地域交流室」が設置され、令和6年4月からは独立した部署となりました。
―開設当初の地域との関わり
 主に二つあります。一つ目は区内の六角橋地域ケアプラザ、六角橋商店街、神奈川大学等が協働して、認知症の啓発活動(認知症に関する医療セミナーや認知症サポーター養成講座、啓発ツールの作成等)を実施する「オレンジプロジェクト」に地域交流室として参画したことは、地域と深い関わりを作る転機となりました。
 二つ目は、病院の送迎車を活用した地域住民の買い物支援です。患者さんが住む地域は山坂の多い場所が多く、医療福祉相談室には高齢になり買い物に困っている方の声が寄せられるようになりました。折しも当院では透析患者の送迎車両が日中空いていたため活用方法を模索していた時期で、地域包括支援センターや社協、町内会等の関係者の皆さんとアイデアを出し合う中で「買い物バス」が生まれました。地域の協力で数カ所の「停留所」を作り、少し遠くの大型ショッピングセンターに月1回出かけています。買い物バスは「地域の足」になるだけでなく、その道中では住民同士の自然な語らいが生まれています。サロンのような「交流の場」にもなっているので住民の健康保持にもつながり、地域交流の意義を感じた時でした。

〈写真2点〉
送迎車を活用した「買い物バス」
病院の中にある「まちの美術館」。取材時は近隣の高校写真部の作品が飾られていた
〈写真2点終わり〉

―現在の地域交流室の取り組み
 地域交流室の活動が病院本部から評価され「なでしこ保健室」「オレンジプロジェクト」「買い物バス」を事業化しています。その他は地区のお祭りに健康相談等のブースを出すなど地域との関係づくりをしています。
 今年になり、ある銀行で地域住民の絵画展をみたとき、院内でも住民の作品を発表できる場を作りたいと思い、院内に「まちの美術館」を設置しました。こちらから近隣の老人福祉センターや高校のクラブに企画を持ち掛け、高校生や高齢者が作成した絵画や写真を飾ることができるようになりました。来院される方、院内スタッフからだけでなく、作品を制作した方からも喜ばれました。
―ネットワークを作るために心がけていること
 地域に出向くことで、地域の皆さんが、自分たちの暮らしを良くするために頑張っている姿が見えてきます。患者と医療者という立場を超えて、住民の困りごとを聞き、病院を活用して人や団体をつなぐ「プラットフォーム」になれるよう活動していきたいです。そして、生まれた活動が長く続くように、関わる人たちが「楽しく」できることを大事にしたいです。

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福祉のうごき 2024年10月26日~11月25日
●「誰でも通園」 月10時間制度化へ
 こども家庭庁は10月30日「こども誰でも通園制度の制度化、本格実施に向けた検討会」において、保護者らの就労要件を問わず、一定時間まで保育所などを利用できる「こども誰でも通園制度」について、来年度の制度化に向けた実施方針を示した。生後6カ月から満3歳未満の未就園児が対象。令和6年度から段階的に実施する自治体を増やし、令和8年度からは全国で実施することを目指している。

●小中の不登校 過去最多34万人
 令和5年度に不登校だった小中学生が前年度比16%増の34万6482人で過去最多を更新したことが10月31日、文部科学省の調査で分かった。全児童に占める割合は3.7%だった。不登校の増加は11年連続で、30万人を超えるのは初めて。新型コロナウイルス禍による生活の乱れや、無理に通学させる必要はないとする価値観の広がりが増加の影響と見られている。

●県 救急車、迷ったら「#7119」
 県は、急な病気やけがで救急車を呼ぶか迷った際に、看護師などが電話で24時間365日相談に応じる短縮ダイヤル「#7119」を11月1日から県内全域で始めた。看護師が病気やけがの状態を聞き取って、緊急性の有無などを判断し救急車の要請について助言したり、夜間・休日に受診できる医療機関の案内も行う。これまでは横浜市内で実施していたが、県内全域に広がった。

●27都道府県 単身世帯40%超
 国立社会保障・人口問題研究所が11月12日発表した都道府県別世帯数の将来推計によると、2050年には全世帯に占める1人暮らしの割合が27都道府県で40%を超えることが分かった。65歳以上の高齢者が1人で暮らす割合は、32都道府県で全世帯の20%を上回る。地域社会で孤立や孤独を生まないよう支え合う体制の整備が課題となる。

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私のおすすめCHECK!
◎このコーナーでは、子育てや障害、認知症・介護当事者等の目線から、普段の暮らしに役立つ「おすすめ」なものを紹介します。
親子でものづくり体験を楽しもう
 今年も早いもので、年末、そしてお正月がやってきます。親子で過ごす時間が増え、何か一緒に楽しみたいときは、ものづくりに挑戦してはいかがでしょうか。
 そこで今回は木の温もりを感じられる木工体験、美しく舞う雪に癒されるスノードームづくり体験ができる2カ所の施設をご紹介。どちらも手ぶらでOK。親子で夢中になれ、思い出の時間になること間違いなしです。

今月は→NPO法人ままとんきっずがお伝えします!
 今年で子育て支援活動31年目。お母さんたちが主体となって、親子が集うサロン、グループ保育、一時保育、各種講座、産後サポート、子育て支援センター、小学校での寺子屋事業、中学校での赤ちゃんふれあい体験事業などを運営。情報誌・単行本の発行物は45冊を超え、一部は海外でも翻訳出版。乳幼児から小中学生まで幅広い子育て支援により、地域の活性化を目指し、活動の場を広げている。
〈連絡先〉 〒214-0011 川崎市多摩区布田24-26
TEL044-945-8662 FAX 044-944-3009 URL:https://mamaton.jpn.org

◆オリジナル木材キットを組み立てる木工体験
 神奈川県立21世紀の森(南足柄市)
 県立21世紀の森は、静岡県境近くの森林にさまざまな散策路が整備されている自然公園。「森林館」の展示室では、森林や林業について学べます。
 「木材工芸センター」の木工体験(予約不要)は、あらかじめカットされた木材キットを使うので、初めてでも安心。ミニカーや小物入れ、本立てなど21種類からつくりたいものが選べます。木工用ボンドや釘を使って組み立て、小学3年生以上は糸のこにも挑戦! つくり方を指導してくれるスタッフさんによると「木工体験は子どもたちの想像力や工夫する力、根気を養い、木と森のつながりを感じることで豊かな心が育ちます」とのこと。持参の絵の具で色を塗ったり、小物パーツで飾り付けたりすれば、世界に一つだけの作品の完成です。

〈写真2点〉
人形などを飾れるミニチェアとスマホスタンド。どちらも釘で組み立てる
3歳くらいから木工用ボンドで組み立てるキットを作成できる
〈写真2点終わり〉

神奈川県立21世紀の森
〒250-0131 南足柄市内山2870-5
御殿場線山北駅よりタクシー約18分 東名高速道路大井松田ICより約30分
TEL 0465-72-0404 FAX 0465-72-2882
9:00~16:30(木材工芸センターの最終受付は15:30)、月曜・祝日の翌日(土・日曜・祝日は除く)・12月28日~1月4日休
入園無料(木材工芸センター利用料200円+キット代300~2000円)

◆小さな世界をつくりあげるワークショップ
 スノードーム美術館(横浜市)
 1889年のパリ万博で人気になったスノードーム。スノードーム美術館では100年以上前につくられたものなど3500点以上を収蔵展示。販売も行われています。
 土・日曜・祝日に開催されるワークショップ(要予約)は、水とパウダーが入ったアクリル製スノードームキットを使用し、ハサミを使える年齢から体験OK。自分のイメージに沿って好みのフィギュアや小物パーツを選んだ後、パーテーションに自由に貼り合わせ、ドームのスリットに差し込んでつくります。「一人で完成させるお子さんもいて、初めて見る一面に驚かれる保護者の方も多いですよ」とインストラクターさん。スノードームの中のフィギュアがアクリルと水のレンズ効果で大きく見える不思議にも子どもたちは目を輝かせます。

〈写真2点〉
自分の写真やフィギュアを持参して使うこともできる
折り紙やシール、テープなども用意されている
〈写真2点終わり〉

スノードーム美術館
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい2-2-1 ランドマークプラザ4階
JR・市営地下鉄桜木町駅から動く歩道で徒歩5分
TEL 050-3479-8445
11:00~20:00、1月1日休 ※休みはランドマークプラザの営業に準ずる
入館無料(ワークショップ参加費3900円)

どちらの体験も、作品を完成させると達成感でいっぱい。正しい道具の使い方を子どもたちに教えながら、ものづくりの楽しさを親子で分かち合いたいですね。

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キラリ輝く!児童委員活動~主任児童委員制度30周年を迎えて~
相模原市南区相模台地区民生委員児童委員協議会 主任児童委員 寺久保 加津美
 私が主任児童委員になったきっかけは、平成7年に小学校のPTA会長をしていた時、公民館長から主任児童委員のお話を頂いたことです。過去に教員をしており、退職後は子どもに関わることをしたいと思っていたのでお引き受けしました。主任児童委員制度発足の翌年でしたので活動は手探り状態で、民生委員児童委員と共に活動しながら、主任児童委員として何ができるかを考え、地域の保育園情報を収集し、情報紙を作成していました。
 現在は、民生委員児童委員のご協力のもと、子育てサロンの運営を中心に活動しています。

「地域のつながる居場所」を目指して~子育てサロンを通じて~
 相模原市南区相模台地区は、小田急線「小田急相模原駅」の北西側に位置しており、駅から約1km続くサウザンロード相模台商店街は、多くの人で賑わっています。
 私が代表を務めている子育てサロン「わくわく南台」は、相模台地域の民生委員児童委員と主任児童委員の10名で実施しています。サロン発足は平成18年2月で、今年で19年目になります。平成29年には、市社協から表彰状をいただきました。サロンの開催は8月を除く毎月第3水曜日午前10時から11時30分で、参加費無料、いつもでも出入り自由です。ハロウィンなどの行事のある月は簡単な工作をしたり、親子で写真撮影できるよう工夫しています。開催時は、BGМを流し居心地の良い雰囲気づくりを心掛け、最後に手遊び歌で盛り上げるなど親子で楽しめる場にしています。
 サロンのねらいは、子育て中の親が子どもを遊ばせながら親同士でコミュニケーションをとったり、スタッフと話したりすることで、ほっとできる居場所であることです。そのためには、サロンに参加する親子やスタッフが気軽に楽しめることが大切だと思っています。「わくわく南台」には、単独で参加する親子が多いのでサロンを通じて仲良くなり「サロン以外でも集まっている」「自宅以外でほっとできる居場所となっている」などと言ってもらえると嬉しくなります。また、民生委員児童委員からは「定例会以外で民生委員児童委員の先輩方と話せる場がなかったので、サロン準備の間に色々話すことができ、仲間づくりができてとても良かった」と言われます。私もサロンを通じて、民生委員児童委員の方々と話ができ、主任児童委員活動の助けとなっていることが多々あります。
 これからもサロンを通して色々なつながりがより一層できるよう努めたいと思います。

〈写真〉
ママと一緒にハロウィン工作をしました
〈写真終わり〉

〈囲み〉
地区の概況
相模原市南区相模台地区
人口 44,852人
世帯数 24,111世帯
子ども(15歳未満) 4,585人
保育園・幼稚園 9園
小学校 4校
中学校 3校
民生委員児童委員 58人
うち主任児童委員 3人
(令和6年10月1日現在。民生委員児童委員・主任児童委員は令和6年11月1日現在)
〈囲み終わり〉

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県社協のひろば
多様な主体の協働による支え合う地域づくりに向けて―第71回神奈川県社会福祉大会
 去る11月7日、さわやかな秋晴れに恵まれた中、県、県共同募金会、本会の三者共催により、永年にわたり本県の社会福祉の発展に寄与された方々の功績をたたえる、第71回神奈川県社会福祉大会を、県立音楽堂(横浜市西区)にて開催しました。

〈写真〉
大勢の受賞者が見守る中、各受賞区分の代表者の方々が登壇し、表彰状、感謝状を受け取った
〈写真終わり〉

 「大海の一滴」を心に福祉コミュニティの創造を
 第1部では、(福)横須賀基督教社会館理事長の岸川洋治さんによる「福祉コミュニティの創造へ-地域住民とともに-」と題した記念講演を行いました。
 岸川さんは、戦後、地域住民と横須賀基督教社会館が協働で福祉コミュニティを築いてきた横須賀市田浦地区の実践を紐解きながら「地域に暮らすあらゆる人々がどんな状況に置かれても、尊厳・自由・独立を持ち続け、地域社会の一員として留まれる地域であり続けること。それを成すのが社会福祉の使命と役割」であるとしました。

〈写真〉
「これからもコミュニティ形成、福祉社会の形成に向かって共に歩んでまいりましょう」と話す岸川洋治さん
〈写真終わり〉

 岸川さんは会場に集った受賞者に向けて「皆さんの歩みは決して平坦な道ではなかったと思います。困難な仕事に、長年取り組まれていることに感謝と敬意を表します」と語り掛け、同法人の会長である阿部志郎さんの「大海も一滴のしずくの集合であるという思いに立たない限り、福祉実践は支えられない。これがボランタリズムの理念である」という言葉を紹介し、地域で福祉の実践を行うとき、変化は一朝一夕には起こらないが、粘り強く向き合っていこうとエールを送り、講演を締めくくりました。

 成長に励まされ喜びを分かち合う
 第2部の式典では、神奈川県介護賞、かながわ福祉みらい賞、神奈川県知事表彰、神奈川県社協会長表彰及び感謝、神奈川県共同募金会会長感謝の贈呈式を行いました。
 式典の最後に、本会会長感謝を受賞した(福)春光学園三和こども園園長の松本美津江さんが、全ての受賞者を代表して挨拶を行いました。
 「子どもが好きで、誰かのためになる仕事に就きたい」という気持ちから保育士の仕事を選んだという松本さん。「その思いだけでは到底乗り越えることができないのでは…、と思い悩む日々もあったが、子どもたちの成長と、その成長を保護者の方と分かち合う喜びに励まされてきた」と、30年以上に渡る保育現場でのご自身の歩みを振り返りました。
 職場の先輩や同僚、園の子どもたちや保護者からの支えに対する感謝とともに「この仕事に就くことができたこと、たくさんの子どもたちや保護者の方々に出会えたことを幸せに感じている。これからも引き続き、子どもたちや保護者の方の思いに寄り添い、地域の子育て支援、地域福祉活動の推進のために努力したい」と決意を述べ、挨拶を結びました。

〈写真〉
保育士の仕事への誇りを胸に話す松本美津江さん
〈写真終わり〉

P9

 「やまびこ」のように心の響きを感じて
 同じく本会会長感謝を受賞したボランティア団体「手話サークル山びこ」(以下、山びこ)は、川崎市多摩区で活動しています。
 昭和58年に活動を開始した山びこは、聴覚障害者との相互理解の手段として、手話を学習し、手話の普及と社会的な認知を促進することを方針に、関係団体行事への参加をはじめ、小学校の福祉教育への参加や地域のボランティア活動へ積極的に参加しています。
 山びこには令和6年10月時点で36名が在籍しており、毎週火曜日の午前中を定例の活動日としています。メンバーは手話の習熟度にあわせてグループに分かれ、和気あいあいとした雰囲気の中で、活発なコミュニケーションをはかっています。
 サークル名には「やまびこのように、お互いの心の響きを感じあい、コミュニケーションを深めたい」という意味が込められており、サークルを立ち上げた方々の地域福祉活動への想いを引き継いで活動を続けてきました。

〈写真〉
手話を共通言語に行われる山びこの定例の勉強会は、いつもメンバーの笑顔が絶えない
〈写真終わり〉

 代表の小川幸江さんは「私たちのメンバーには聴覚障害のある当事者もいますが、障害というのは一つの個性。メンバーは一人ひとり、個性豊かで発想が面白い。〝支える・支えられる〟という一方向の関係ではなく、同じ立場で手話を学びあっています」と話し、手話というコミュニケーション手段を通して、お互いの理解を深めることを大切にしています。
 小川さんが山びこに入会したきっかけは、市の広報で募集していた手話講座に参加したことからでした。活動歴は10年を超え「自分でもこんなに長く続けられるとは思っていなかった」そうですが「手話は魅力的な言語で奥深い」と言い「メンバーとの関わりが心地よく、自分の居場所になっている。長く活動を続けてこられたのは仲間がいたから」とメンバーへの感謝を語ります。
 小川さんは、地域の福祉活動やボランティア活動に関心があっても具体的なきっかけがつかめずに参加を迷っている方へは、自身の経験から興味や関心を広く持つことを勧めています。「身近なところにもいろいろな情報がある。まずはどんなことでもチャレンジしてみてほしい」と願っています。

 今回受賞されました1513名・140団体の皆様、誠におめでとうございます。
 今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。(総務課)

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企業の社会貢献活動 共生社会づくりをすすめる、企業の“チカラ”
子どもに笑顔を届ける 継続する社会貢献活動―神奈川トヨタ自動車株式会社
 地域貢献活動に取り組み続ける中で、社会への責任を果たし、従業員とともに成長を遂げてきた企業の活動について、神奈川トヨタ自動車(株)の皆様にお話を伺いました。

―社会貢献活動を始めたきっかけを教えてください
 弊社では、昭和62年から様々なCSR活動を行っています。地域社会にお世話になっている企業として「何か恩返しをしたい」という思いがきっかけでした。その第一歩が、児童福祉施設へのクリスマスケーキの寄贈でした。以来、県社会福祉協議会の協力もいただきながら今日までこの取り組みを続けています。活動を継続できている背景には、弊社の「続けることが大切」という信念があります。これは、私たちが営業活動においても大切にしていることです。
―どのような社会貢献活動を行っていますか
 クリスマスケーキの寄贈に加え、交通安全教室や盲導犬育成の支援、森林保護活動、地域のイベントへの参加など、さまざまな分野で地域に貢献する活動を行っています。
 交通安全教室では、幼稚園を訪れ、子どもたちが安全に道路を渡るための練習を行っています。今後は、小規模な保育園でも実施できるパペットを使った新しい教育プログラムを考えています。こうした活動を通じて「車を扱う企業として、事故を一つでも減らしたい」という思いを形にしています。
 盲導犬育成のための支援活動では、募金活動だけではなく、盲導犬になる前の訓練犬が社会環境に慣れるための練習の場を提供しています。訓練犬はイベント・コンサート会場等への立ち入りが難しく、大きな音に対する訓練が十分にできていません。そのため、令和6年にオーケストラのリハーサルの場をお借りして訓練する、初めての取り組みを行いました。こうした活動が、地域や社会とのつながりをさらに強めていると実感しています。

〈写真2点〉
神奈川トヨタの職員がサンタクロースになったケーキの贈呈式。ケーキの箱は神奈川トヨタ限定デザイン
児童養護施設心泉学園で行われた「秋のわくわくクラシックコンサート」は、神奈川トヨタが企画し、神奈川フィルハーモニー管弦楽団を招いて実施した
〈写真2点終わり〉

 さらに、本番のコンサートには盲導犬を連れた視覚障害のある方を招待し楽しんでいただいただけでなく、他の観客に対して、盲導犬もコンサートに来ていいんだ、という気付きを与えることができました。
 また、環境への配慮も私たちの重要なテーマです。電動車の販売利益の一部を森林保全活動に寄附するほか、松田町に「プリウス森木会の森」を設け、お客様とともに森林にふれる様々な活動を通して、水源林保全の啓発活動を行っています。
―従業員の社会貢献活動への意識について教えてください
 社内では、こうしたCSR活動を通じて、従業員一人ひとりが「地域社会の一員として何ができるか」を考えるきっかけを提供しています。
 令和3年からは、大井町で後継者のいなくなった棚田の復興活動を新人社員とともに行っています。田植え、稲刈りなど、農作業の工程に社員が参加することで地域の課題に触れ、会社の価値観を体感する機会を設けました。
 社内の各店舗にはこうした活動のPRポスターを作成して周知を行っているのですが、それを見た社員の中には、CSR活動という言葉も知らなかったところから、希望して店舗からCSR推進室へ異動してきた社員もいます。
―今後の目標を教えてください
 これからも、私たちは「地域と共に歩む企業」としての役割を果たしていきます。事業の枠を超えて、福祉団体や地域の方々と連携しながら、地域社会全体の発展に貢献できる取り組みを広げていきたいと考えています。そして、社員一人ひとりが誇りを持って働ける企業を目指し、活動を深化させていきます。

〈写真〉
お話を伺った(左から)広報CSR推進室長の椛島さん、門田さん、室長の渡辺さん
〈写真終わり〉

神奈川トヨタ自動車株式会社
設立:1939年1月
横浜市神奈川区栄町7-1
https://kanagawatoyota.co.jp/

P11
Information
役員会の動き
◇理事会=11月26日(火)正会員の入会

新会員の紹介
【施設部会】
特別養護老人ホーム生田まほろば

本会主催の催し
介護の仕事はキライじゃない人向けセミナー
最新の認知症ケアを学び、あなたの経験をパワーアップ
介護福祉士等の再就労支援を目的に、最新の認知症ケアを現職の介護福祉士の実践、認知症当事者、家族等の声から学びます。
◇日時=①令和7年1月17日(金)②1月27日(月)③2月5日(水)④2月12日(水)⑤2月20日(木)各13時~16時
◇会場=①~④大和市保健福祉センター4階視聴覚室他⑤特別養護老人ホーム ル・リアンふかみ
◇対象=介護職として介護施設等で就労経験があり、介護に関する有資格者または研修を修了した方
◇定員=15名
◇受講料=無料
◇申込方法=URLより申込み
URL:https://forms.gle/pRixSbBdnNPUMgeLA
◇申込締切=令和7年1月14日(火)
詳細はHPで確認
HP:http://www.kfjc.jp/
◇問合せ=かながわ福祉人材センター
TEL 045-312-4816

第81回母子福祉研修会
子ども虐待死の事例から学ぶこと
実際の死亡事例における対応の問題点の分析や、支援者に求められる視点について講師(和光大学 櫻井奈津子氏)にお話しいただきます。また、地域の社会資源の1つである母子生活支援施設を紹介し、子どもの安全が守られる社会の在り方を考えます。
◇日時=令和7年2月10日(月)14時~16時
◇会場=横浜市社会福祉センター4階ホール
◇対象=民生委員・児童委員、保護司、母子生活支援施設、福祉事務所、保健福祉事務所、児童相談所、女性相談所、その他関係機関・団体の職員等
◇定員=260名(先着)
◇受講料=無料
◇申込締切=令和7年1月17日(金)
詳細はHPで確認
HP:https://www.knsyk.jp/service/keieisha-bukai/about/boshi

関係機関・団体主催の催し
公益財団法人三菱財団 2025年度助成金公募のお知らせ
第56回社会福祉事業並びに研究助成
◇総額=約1億1,000万円
◇応募締切=令和7年1月17日(金)
◇申込方法=HPより申込み
HP:https://www.mitsubishi-zaidan.jp
◇問合せ=(公財)三菱財団事務局
TEL 03-3214-5754 FAX 03-3215-7168

第28回日本自閉症協会 全国大会ALLかながわ大会
英国から学ぶこと・今、私たちにできること~NASが実現した「生きやすい」社会~
◇日時=令和7年2月8日(土)12時~17時30分、2月9日(日)9時30分~16時
◇会場=鎌倉芸術館大ホール
◇参加費=1日4,000円、2日間7,000円(別途システム利用料330円)
◇定員=1,500名
◇申込方法=URLより申込み
URL:https://x.gd/2hL3X
詳細はHPで確認
HP:https://www.autism.or.jp/all-kanagawa2025/
◇問合せ=日本自閉症協会全国大会ALLかながわ大会事務局
TEL 080-8865-6637

寄附金品ありがとうございました
【県社協への寄附】古積英太郎
【交通遺児等援護基金】(株)エスホケン、明治大学校友会横浜地域支部
【子ども福祉基金】(株)エスホケン、脇隆志、明治大学校友会横浜地域支部
【ともしび基金】古口玲斗、かまぶろ温泉、石田隆、県立鎌倉支援学校、(一財)光之村、県共同募金会(トントン祭り募金)、明治大学校友会横浜地域支部
 (匿名含め、合計14件379,424円)
【寄附物品】湘南弦楽合奏団
【ライフサポート事業】〈寄付物品〉
(N)セカンドハーベスト・ジャパン

P12
かながわほっと情報
人情味溢れる本牧で生まれた「移動サロン」~生きる気力は人とのつながり~ 
第四地区南部社会福祉協議会(横浜市中区)
「サロンが出向く」新たなカタチ
 江戸時代の頃から人々が集住していた歴史あるまち本牧。山坂や階段の多い住宅街と平地の商店街からなる第四地区南部社会福祉協議会(以下、四南地区社協)の活動拠点である上台集会所(以下、集会所)は、商店街沿いの交通の便が良い場所にあります。
 一方、丘陵地の住宅街に住む高齢者にとっては、限られた本数のバスで移動して集会所に来ることが難しく、ここで毎月実施している「ふれあいサロン」への行きづらさが課題でした。
 四南地区社協の水上会長と4名の役員、本牧原地域ケアプラザの職員で今後のサロンのあり方について話し合いをしていた中で「ふれあいサロンに来られないなら、サロンが出向けばよい」という話になり、令和4年の夏から「移動サロン」を開始しました。

〈写真〉
令和5年3月に公園で開催した移動サロンでは、“役に立つ災害時の備え”をテーマにビニール袋を利用した湯せんクッキングを実施
〈写真終わり〉

 移動サロンという新たな取り組みを始める上で、必要性の理解と場所の確保が問題になりました。四南地区社協の副会長で民生委員でもある郡さんは「コロナの時期に高齢者とお話をする中で、体力的・精神的にも元気がなくなる様子が目に見えて分かり、何とかしたいと思った」と言います。地区社協活動と民生委員活動を通して見えた社会的・地理的な要因で移動困難な高齢者の現状や課題、実施に向けた想いを町内会長に説明し、共感、協力を得て実施することができるようになりました。現在は、70歳以上の方を対象に年5回、町内会館、コミュニティハウス、公園など毎回場所を変更しながら行っています。

従来型サロンとの好循環が生まれる
 移動サロンを始めて2年が経過し、水上会長は「初めて参加する方が増えただけでなく、移動サロンに参加したことがきっかけで、お友達を誘ってふれあいサロンに来てくれたこともあります」と言います。その上で「ふれあいサロンと移動サロンで好循環が生まれ、地域住民同士の新たなつながりづくりにも貢献できている」と活動の実感を語ります。
 一方、まだサロンに参加したことのない方もいます。水上会長は「広く地域に対して周知するとともに、個々に声をかけ続けることで参加するきっかけを作っていきたい」と今後の意気込みを語ってくれました。

〈写真〉
「明るく楽しく元気に」をモットーに活動されている水上会長
〈写真終わり〉

 昭和30年の設立以降、長きにわたり地区社協活動を継続してきた四南地区社協。役員や協力者の高齢化など課題もありますが、自分たちが暮らす本牧への想いを語り合い、地域住民の声や実態にアンテナを張りながら、柔軟な活動を今日も続けています。

〈囲み〉
第四地区南部社会福祉協議会は、令和6年度の県社会福祉大会において優良地区社協として表彰されました。
大会の詳細は本紙8・9ページをご覧ください。
〈囲み終わり〉

「福祉タイムズ」は、赤い羽根共同募金の配分を受けて発行しています
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【発行日】2024(令和6)年12月15日(毎月1回15日発行)
【編集・発行】社会福祉法人神奈川県社会福祉協議会
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【印刷】株式会社神奈川機関紙印刷所


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