過年度の研修内容

令和4年度 研修内容

神奈川県社協では、「令和4年度 生活支援コーディネーター研修等事業(神奈川県委託事業)」について、神奈川県からの委託を受け、次のとおり実施いたします。
日程等は決定し次第、随時当ページにてお知らせします。
受講方法、申込み手続きにつきましては、神奈川県内の各市町村および市町村社協への通知にてのご案内となります。

研修構成

基本コース
  • ハイブリッド形式/オンデマンド配信 2講座(2期配信)​​​​​
  • Zoomオンライン配信 1講座
応用コース Zoomオンライン配信 3講座
研究コース Zoomオンライン配信 2講座
地域支援プログラム 2地域実施

「基本コース」について

1.研修内容

  • 生活支援コーディネーター(以下、生活支援Co)が地域づくりを進める際に理解しておきたい基本的諸事項。
  • 地域福祉事業の経験が少ない方の受講も想定した、基礎的レベルを含みます。
  • 生活支援Co以外の方は、生活支援Coの業務内容への理解を深め、協働の視点を養成する機会として活用してください。

2.受講対象

  • 主に県内で従事する生活支援Co。経験年数不問。着任予定者もご受講ください。
  • 行政等の事業担当者、協議体構成員等も可。

3.研修概要

配信終了

講師 駒澤大学 文学部社会学科 社会福祉学専攻
教授 川上富雄氏
概要 地域福祉を推進するということ/生活支援体制整備事業とは/生活支援Co、協議体の役割/無縁社会化への対応/住民主体、住民参加による活動の必要性/生活支援Coとして孤立しない仲間づくり/重層的視点を持って地域福祉を考える 等
受講形態 ①研修会場受講(定員30名)
②オンライン(ライブ)受講(定員40名程度)
③オンデマンド(講義動画視聴)受講(定員設定なし)
開講 受講形態①②:令和4年6月28日(火)
①②10:30~15:30(昼休憩1時間含む ※①会場内での飲食可)
①10:00より会場受付開始 / ②10:15より入室開始
会場 受講形態①:神奈川県中小企業共済会館(横浜市中区北仲通3-33 6階)
配信 受講形態③オンデマンド講義動画配信期間
  • 第1期配信:令和4年8月8日(月)~8月29日(月)
  • 第2期配信:令和4年11月1日(火)~11月22日(火)

(2)地域を知る~地域住民とともに地域の強み、ニーズに気づく方法~

配信終了

講師 田園調布学園大学 人間福祉学部心理福祉学科
准教授 小平隆雄氏
概要 地域福祉計画、地域福祉活動計画の活用/行政との方向性の統一、課題の共有/住民を置き去りにしない地域アセスメント/地域資源の把握、活用/ナチュラルな資源への注目/ニーズの本質を探る/地域アセスメント、アンケート調査分析の種類と手法/実践報告から学ぶ 等
報告 社会福祉法人 大井町社会福祉協議会
受講形態 ①研修会場受講(定員30名)
②オンライン(ライブ)受講(定員40名程度)
③オンデマンド(講義動画視聴)受講(定員設定なし)
開講 受講形態①②:令和4年7月6日(水)
①②10:30~15:30(昼休憩1時間含む ※①会場内での飲食可)
①10:00より会場受付開始 / ②10:15より入室開始
会場 受講形態①:神奈川県中小企業共済会館(横浜市中区北仲通3-33 6階)
配信 受講形態③オンデマンド講義動画配信期間
  • 第1期配信:令和4年8月8日(月)~8月29日(月)
  • 第2期配信:令和4年11月1日(火)~11月22日(火)

(3)地域の中にある様々な課題への気づきと実践~実践事例報告からの学び~

終了しました

講師 神奈川県 地域包括ケアシステム
統括アドバイザー 松川竜也 氏
概要 生活支援Coが取り組む地域支援活動/地縁組織、関係機関との連携協働の関係づくり/福祉事業以外の機関、団体との連携の可能性/コロナ禍で停滞した活動の活性化/先輩Coの活動報告(日常、取り組んでいる事業紹介等)/報告から見えてくるもの(報告者とのセッション、質疑応答) 等
報告
  • 社会福祉法人 逗子市社会福祉協議会 第2層生活支援Co
  • 社会福祉法人 南足柄市社会福祉協議会 第2層生活支援Co
形態 オンライン(ライブ)配信
定員 40名程度
開講 令和4年12月16日(金)10:00~15:00(昼休憩1時間含む)

「応用コース」について

1.研修内容

  • 生活支援Coが取り組む地域づくりの事業展開に資する視点やノウハウ等、実践的な要素を交えた講義および事例紹介等。
  • ブレイクアウトルーム機能を使い、受講者間で意見交換、ワーク等を行う時間を設ける予定です。
  • 生活支援Co以外の方は、生活支援Coの業務内容への理解を深め、協働の視点を養成する機会として活用してください。

2.受講対象

  • 県内で従事する生活支援Co。経験年数不問。着任予定者もご受講ください。
  • 行政等の事業担当者、協議体構成員等も可。

3.研修概要

(1)福祉的視点で災害に備えるまちづくり

終了しました

講師 駒澤大学 文学部社会学科社会福祉学専攻
教授 川上富雄氏
概要 災害対策は地域住民共通の課題/顔の見える関係が災害等の“いざ”という時に力を発揮する/様々な専門職、住民間の連携/地域の安全なスポットの確認/地域の危険個所の認識と対応/要援護者の存在について地域全体で把握する/個別避難計画策定への動き/行政の緊急時対応の確認、情報共有/避難所で必要なこと、モノ/在宅避難で必要なこと、モノ/自治会の加入非加入を問わない繋がりづくり 等
形態 Zoomオンライン(ライブ)受講
定員 40名程度
開講 令和4年8月31日(水)10:00~15:00(昼休憩1時間含む)

(2)認知症の人、介護する家族を共に支えるまちづくり~すべての人に出番と居場所をつくろう~

終了しました

講師 明治学院大学 社会学部社会福祉学科
准教授 金圓景氏
概要 認知症高齢者の特性/認知症高齢者にとっての安心とは/認知症発症による本人の暮らしにくさ、必要な支援/認知症の家族、ケアラーの課題、必要な支援/当事者独居の課題/権利侵害への対処/近隣住民としてできること/地域住民の理解、共感を育むためのアプローチ/認知症高齢者の居場所、社会参加の機会/若年性認知症について 等
ゲスト 公益社団法人 認知症の人と家族の会 神奈川県支部
形態 Zoomオンライン(ライブ)配信
定員 40名程度
開講 令和4年10月27日(木)10:00~15:00(昼休憩1時間含む)

(3)まちづくりに共に取り組む若いチカラ~支え合いのまちづくりへの可能性を探る~

終了しました

講師 十文字学園女子大学 人間生活学部人間福祉学科
教授 佐藤陽氏
概要 大学における地域連携活動、学生の地域活動支援の現状と意義/大学という社会資源の活用/まちづくりに外部の視点をいれることの有効性/生活支援Coからの働きかけの可能性/一過性の取り組みではなく継続、発展的な活動にするために 等
事例報告 横浜市六角橋地域ケアプラザ
生活支援コーディネーター
地域活動交流コーディネーター
形態 オンライン(ライブ)配信
定員 40名程度
開講 2023年2月1日(水)10:00~15:00(昼休憩1時間含む)

「研究コース」について

  • 県内で従事する生活支援コーディネーター。経験年数は不問。(意見・情報交換の時間が多めになります。予めご承知おきください。)
  • 行政等の事業担当者、協議体構成員等も可。(但し、生活支援コーディネーターとしての視点を中心とした構成です。ご承知おきください。)

1.研修内容

  • 生活支援コーディネーターが地域共生社会の推進を図る中で直面する、社会の様々な事象を各回のテーマとして設定しています。
  • Zoomのブレイクアウトルーム機能を使い、受講者間での意見・情報交換等を行う場を設けます。
  • 各回の設定テーマを中心に、それぞれの地域における事例等の共有や、生活支援コーディネーターとしての地域への関わり方の検討等を行う、受講者参加型の研修です。

2.カリキュラム概要

(1)外国につながる人と共に暮らしていくために~地域への働きかけを生活支援コーディネーターの視点で考える~

終了しました

講師 東洋大学 人間科学総合研究所
客員研究員 門美由紀氏
概要 子ども、留学生、働き手等、地域に暮らす多様な外国につながる住民の生活課題を理解し、生活支援Coとしての取り組みを考える。
形態 Zoomオンライン(ライブ)受講
定員 40名程度
開講 令和4年12月8日(木)10:00~15:00(昼休憩1時間含む)

(2)SOSを出さない、出せないセルフネグレクト状態にある人への支援~地域支援としての関わり方を生活支援Coの視点で考える~

終了しました

講師 東洋大学 ライフデザイン学部生活支援学科
教授 山本美香氏
概要 望まない孤独や孤立状態にあり、支援が必要なことへの自覚がないまま他との関わりを拒む住民の存在を、個別課題として対処するだけではなく、生活支援Coの視点で地域課題として捉え、地域で支える取り組みの可能性について考える。
事例報告 秦野市 東・北地域高齢者支援センター 生活支援コーディネーター
形態 Zoomオンライン(ライブ)配信
定員 40名程度
開講 令和5年2月21日(火)10:00~15:00(昼休憩1時間含む)

「地域支援プログラム」について

各市町村において地域福祉の充実を図るべく様々な事業を展開している生活支援コーディネーターに対し、有識者等から事業推進に関するアドバイスを受ける機会を設けることで、より円滑な事業運営が行われるよう支援を行うプログラムです。

1.プログラム導入地域

令和4年度は、次の2地域にて実施しました。

  1. 横浜市南区(蒔田地区・堀ノ内睦町地区)
  2. 座間市

2.担当アドバイザー

  • 横浜市南区(蒔田地区・堀ノ内睦町地区):聖徳大学 心理・福祉学部社会福祉学 教授 豊田宗裕氏
  • 座間市:駒澤大学 文学部社会学科社会福祉学専攻 教授 川上富雄氏

3.実施概要

横浜市南区(蒔田地区・堀ノ内睦町地区)

第2層生活支援Coがこれまでに蓄積、分析してきた地域データの活かし方と、計画的な事業展開の方法を検討するべく当プログラムをスタート。また、当該地域では協議体を持たない体制のため地域住民との接点がやや少なく、地域への取り組みを主にCoのみで進めてきたことについても検討を要した。まずは住民参加のもと地域踏査を行うところから始め、その後もヒアリングの機会を持つ等、住民にも共に考える場を持つことの必要性について理解を得ることができ、短期計画として設定できる取り組み事項を共有する等、今後の事業展開についてもイメージができるに至っている。また当プログラムには毎回、行政や地区社協、包括等、各部門の専門職複数名の参加を得て、協力体制で事業運営にあたるよう参加者の意識が高まったことも成果の一つ。

  • 第1回(R4.8.16):現状把握、年間予定検討
  • 第2回(R4.9.15):地域アセスメントデータ精査
  • 第3回(R4.12.4):地域踏査
  • 第4回(R5.1.31):地域踏査振り返り
  • 第5回(R5.3.8):短期~長期的事業プランの検討
座間市

市全域を6圏域に分けて生活支援体制整備事業を実施している中、第2層生活支援Coが変更になったばかりの圏域について事業進捗の検証と、今後の展開の検討を行った。当該地区においては第2層協議体の設置がないため、地区社協の協力を得ながら座談会を開催したところ、地域課題の把握と検討等を話し合う場の必要性について、住民の側からも声があがった。協議体の設置については、協議体の本来の目的を整理し、会の体裁や開催数に拘る必要性がないことを、事業委託元の市と共に理解に至った。住民の内発的な気づきを得て活動に繋げる方策を検討することに加え、若い職員の育成や、長期的課題として今後のコミュニティの在り方についても視野に入れることの重要性等、地域福祉の専門職として必要な資質にまで討議が及んだ。

  • 第1回(R4.4.12):現状把握、年間予定検討
  • 第2回(R4.10.4):地域カルテ等進捗確認
  • 第3回(R4.11.15):第1回地域座談会
  • 第4回(R4.12.5):地域座談会振り返り、協議体体制の検討
  • 第5回(R5.2.3):第2回地域座談会
  • 第6回(R5.3.22):短期~長期的事業プランの検討

「令和4年度 生活支援コーディネーター研修」に関するお問合せ

各コースの受講方法、条件、申込み手続き等の詳細につきましては、所属する市町村または市町村社協からの通知でご確認ください。

お問合せ

神奈川県社会福祉協議会
地域福祉部 地域課 生活支援コーディネーター研修 事務局

〒221-0835 横浜市神奈川区鶴屋町2-24-2 かながわ県民センター12階

  • TEL:045-312-4815(平日8:30~17:15)
  • E-mail:tiiki●knsyk.jp(●を@に変更して送信してください)
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