ニュース
DV・性暴力・虐待に男性が抱える悩みについて
DV・性暴力・虐待に男性が抱える悩みのお知らせ
- 開催趣旨
近年、配偶者やパートナーからの暴力(DV)が社会問題となっていますが、被害者のうち男性の割合はこの15年間で1.8%から29.5%に増えています。一時保護所DV被害者の緊急時における一時保護所として、県立女性相談支援センターがありますが、現在の制度では、男性や性自認が男性であるトランスジェンダーのDV被害者の一時保護を行う公的施設がなく、被害者が加害者から避難して、自立を目指せる施設が非常に少ないのが現状です。そのため、当団体では「かながわボランタリー活動推進基金21 協働事業負担金」により、男性や性的マイノリティのDV・性暴力・虐待の総合相談と一時保護所を開設することとなりました。まず、男性被害者が抱える悩みを理解していただくために、被害者支援講座を2回連続で開催することとなりました。 - 開催内容
男性もDVや性暴力の被害に遭うことがあります。また、男性であることに違和のあるトランスジェンダーは、「男らしくない」ということから家族から虐待を受けることがあります。男性は一人で抱え込んでしまうことがあり、被害者が男性だと軽視されることもあります。その背景には、「男は強くあるべき」「男は一家の大黒柱」といった固定的なジェンダー観からの偏見や先入観があります。
男性被害者ゆえの苦悩を、心理学と社会学の二つの側面から考えます。
● 9月24日(水)「男性性へのとらわれが及ぼす心理的影響 ~助けを求めにくい人たち~」
一橋大学 学生支援センター特任准教授 拓植 道子氏
● 10月3日(金)「男性の被害者化とそ氏の社会的背景」
神奈川大学 経営学部 教授 大庭 絵里氏
- 開催日時:令和7年9月24日(木) 14時00分~15時45分
令和7年10月3日(金) 18時30分~20時00分 - 会場:9月24日(木) 横浜市健康福祉総合センター 8階 A会議室
10月3日(金) かながわ県民センター 305会議室 - 費用:無料
- 申し込み方法
WEBでの申し込み: https://ship.or.jp/course2025/ へアクセスして下さい。