畜福連携@かながわ ~畜産と福祉のコラボでともに生きる地域づくり~
(福)進和学園・サンメッセしんわ
2年連続「パンのフェスアワード」で受賞‼
サンメッセしんわがおくる革新の総菜パン「ハッピー餃子ぱん」
平塚市の景勝地「湘南平」のふもとにある(福)進和学園が運営するサンメッセしんわ。
「働くよろこび」を大切に「自分で選んで決める」が基本をモットーに、知的障害のある方たちが、製パン・製菓・クリーニング・給食づくり・紙すき・エコクラフト・小碁盤セット・染めふきん・美化清掃など、さまざまな作業に取り組んでいます。
『パンのフェスアワード2022』でダブル受賞!
2016年から続く“パン好きのパン好きによるパン好き”のためのパンのフェスアワード。
このフェスでは、全国からエントリーしたパン屋さんの新作パンの中から、グランプリ、ゴールド、シルバー、ブロンズの各賞と特別賞「ぱんてな賞」が選ばれます。
全国から応募がある中、サンメッセしんわでは、初出場の「パンのフェスアワード2021初夏」に出品した「湘南ブルーベリーパン」がいきなり「ブロンズ賞」を獲得。
さらに翌年の「パンのフェスアワード2022」では、「ハッピー餃子ぱん」が「シルバー賞」と「ぱんてな賞」のダブル受賞の快挙を達成しました!
見事ダブル受賞を勝ち獲った「ハッピー餃子ぱん」を開発したのは、職員の中村公紀さん。
もともと、福祉事業所間の連携を進めようと、秦野市の障害者就労支援施設「ハッピーラボ」がつくる「高座豚入り幸せ餃子」をサンメッセしんわの給食に採り入れたところ、利用者に大人気となりました。
この「高座豚入り幸せ餃子」とパンの掛け合わせを思いつき、パン生地は鶏ガラスープで仕込み、秘伝の味付けをほどこしました。「利用者さんが成形しやすいよう、餃子をまるっと生地でくるみました」と中村さん。
「パン」と「アンテナ」を掛け合わせた造語「ぱんてな」が由来の「ぱんてな賞」審査員から「総菜パンの新たなチャプターを開く存在になれる」と激賞されました。
「明るく活気あふれる製パン部門」
サンメッセしんわでは、冷凍室と2台の冷凍コンテナを整備し、1日約1,500個のパンを製造しています。企業等からの請負のほか、市内の小学校27校の給食用パン4万5千食も請け負い、地元産の「カオリ小麦」、小松菜やトマトも地元産を使った、地産地消のパン食を提供しています。
市内各所でのパン販売や数々のイベントにも出店。また、地元Jリーグチームの「ベルマーレ湘南」とコラボした選手カード入り「ポン・デ・キング」は、ホームゲームで公式販売し好評を博しています。
こうした大量発注もこなす製パン部門では、次から次へ手が動き、作業が止まることがありません。「それぞれ得意な部分を持ち場に」連携プレーでパンを製造しています。
パンのフェスアワードを受賞したパンの他にも、2015年第4回全国逸品セレクションで準グランプリを受賞し、平塚市のふるさと納税返礼品にも採用されている「湘南みかんパン」など数々の美味しいパンが生み出されていきます。