子どもに笑顔を届ける 継続する社会貢献活動
神奈川トヨタ自動車株式会社
- 分野 社会貢献 /
- エリア横浜市神奈川区 /
- 推進主体 民間企業 /

地域貢献活動に取り組み続ける中で、社会への責任を果たし、従業員とともに成長を遂げてきた企業の活動について、神奈川トヨタ自動車(株)の皆様にお話を伺いました。
社会貢献活動を始めたきっかけを教えてください
弊社では、昭和62年から様々なCSR活動を行っています。地域社会にお世話になっている企業として「何か恩返しをしたい」という思いがきっかけでした。その第一歩が、児童福祉施設へのクリスマスケーキの寄贈でした。以来、県社会福祉協議会の協力もいただきながら今日までこの取り組みを続けています。活動を継続できている背景には、弊社の「続けることが大切」という信念があります。これは、私たちが営業活動においても大切にしていることです。
どのような社会貢献活動を行っていますか
クリスマスケーキの寄贈に加え、交通安全教室や盲導犬育成の支援、森林保護活動、地域のイベントへの参加など、さまざまな分野で地域に貢献する活動を行っています。交通安全教室では、幼稚園を訪れ、子どもたちが安全に道路を渡るための練習を行っています。今後は、小規模な保育園でも実施できるパペットを使った新しい教育プログラムを考えています。こうした活動を通じて「車を扱う企業として、事故を一つでも減らしたい」という思いを形にしています。盲導犬育成のための支援活動では、募金活動だけではなく、盲導犬になる前の訓練犬が社会環境に慣れるための練習の場を提供しています。訓練犬はイベント・コンサート会場等への立ち入りが難しく、大きな音に対する訓練が十分にできていません。そのため、令和6年にオーケストラのリハーサルの場をお借りして訓練する、初めての取り組みを行いました。こうした活動が、地域や社会とのつながりをさらに強めていると実感しています。

神奈川トヨタの職員がサンタクロースになったケーキの贈呈式。ケーキの箱は神奈川トヨタ限定デザイン

児童養護施設心泉学園で行われた「秋のわくわくクラシックコンサート」は、神奈川トヨタが企画し、神奈川フィルハーモニー管弦楽団を招いて実施した
さらに、本番のコンサートには盲導犬を連れた視覚障害のある方を招待し楽しんでいただいただけでなく、他の観客に対して、盲導犬もコンサートに来ていいんだ、という気付きを与えることができました。また、環境への配慮も私たちの重要なテーマです。電動車の販売利益の一部を森林保全活動に寄附するほか、松田町に「プリウス森木会の森」を設け、お客様とともに森林にふれる様々な活動を通して、水源林保全の啓発活動を行っています。
従業員の社会貢献活動への意識について教えてください
社内では、こうしたCSR活動を通じて、従業員一人ひとりが「地域社会の一員として何ができるか」を考えるきっかけを提供しています。令和3年からは、大井町で後継者のいなくなった棚田の復興活動を新人社員とともに行っています。田植え、稲刈りなど、農作業の工程に社員が参加することで地域の課題に触れ、会社の価値観を体感する機会を設けました。
社内の各店舗にはこうした活動のPRポスターを作成して周知を行っているのですが、それを見た社員の中には、CSR活動という言葉も知らなかったところから、希望して店舗からCSR推進室へ異動してきた社員もいます。
今後の目標を教えてください
これからも、私たちは「地域と共に歩む企業」としての役割を果たしていきます。事業の枠を超えて、福祉団体や地域の方々と連携しながら、地域社会全体の発展に貢献できる取り組みを広げていきたいと考えています。そして、社員一人ひとりが誇りを持って働ける企業を目指し、活動を深化させていきます。

お話を伺った(左から)広報CSR推進室長の椛島さん、門田さん、室長の渡辺さん
神奈川トヨタ自動車株式会社
- 設立:1939年 1月横浜市神奈川区栄町7-1
- ホームページ:https://kanagawatoyota.co.jp/