お客様とともに創る社会貢献活動
株式会社マルエツ
- 分野 社会貢献 /
- エリア東京都豊島区 /
- 推進主体 民間企業 /

子ども食堂や盲導犬育成、介護施設等への募金、フードドライブなどの社会貢献活動を熱心に取り組んでおり、本県の地域福祉活動に長年寄附をいただいている(株)マルエツの皆様にお話をうかがいました。
社会貢献活動を始めたきっかけを教えてください
マルエツは、食に関わる企業として、首都圏1都5県の305店舗がお客様の食のライフラインを担う使命と、地域に根差す店舗であり続けたいという思いがあります。地域の持続的な発展、繁栄のため、困りごとや課題に向き合い、お客様とともに社会問題に取り組み、解決に向かって進んでいくことが重要と考えており、様々な社会貢献活動の取り組みを進めています。
どのような取り組みをされているのでしょうか
マルエツでは、子ども食堂や盲導犬育成支援のため、全店に募金箱を設置したり、介護施設等を支援する寄付や、店頭で回収したペットボトルキャップの売却益によるワクチン寄贈を実施しています。また、一部店舗においてはフードドライブ活動を行っています。
子ども食堂に関しては、お客様からお預かりした募金と当社からの拠出を、連携する認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえを通して、当社出店エリアの子ども食堂にお届けしています。第8回となる令和6年春の助成では、1団体につき10万円、計100団体への助成を行う予定です。
フードドライブ活動は、令和349年から行っています。県内では当社店舗のうち、川崎の7店舗がフードバンクかわさき、横浜の12店舗がフードバンク横浜と連携しています。店内に当社オリジナルの食品寄付ボックスを常設し、お客様や従業員のご家庭に眠っている食料品をお寄せいただいています。
介護施設等への支援活動では、飲料自販機の売上金1%相当額を寄付しています。当社出店エリアの社会福祉協議会を通じ、介護施設等の車いすの購入や手すりの設置等にお役立ていただいています。

店内に設置されている食品寄付ボックス
活動の中で、印象的だったことはありますか
横浜市港南区の店舗近くの小学校から、授業の一環でマルエツのフードドライブの取り組みを学びたいと依頼を受けました。これをきっかけに小学校で食品が集められ、当店に持ってきてくださいました。最初の一クラスの取り組みが学校全体へ広がる様子が校内のSDGs新聞に紹介され、子どもたちの意識の変化を実感しました。
川崎市内の店舗では、小学4年生のお客様から、フードドライブの手作りポスターが寄せられ、寄付ボックスの隣に掲示させていただきました。これを見た従業員も、この活動が意義深いことであると、お客様から改めて教えていただきました。
また、子ども食堂支援では、令和6年2月に食堂の運営団体の方々と交流会を行いました。その中で子ども食堂が単に食事を提供する場ではなく、教育やコミュニケーション等の重要な役割を果たしていることを実感しました。
今後の展望を教えてください
マルエツにはパートも含め1万5千人以上の従業員が在籍し、その多くは店舗のある地域で生活しています。参加型支援を増やすことで、従業員から家族や周囲へと社会問題への関心が広がり、SDGsへの意識が高まる可能性があります。社会福祉協議会や活動団体のニーズを聞き取り、当社で協力できることを考えていきたいです。
地域に根差した当社の強みを活かし、今後もお客様とともに社会貢献活動を推進してまいります。

(株)マルエツ総務部 部長の大和田さん

課長の田島さん(右)、新井さん(左)