
知的・発達障がいのある小学生のためのサッカースクール
横浜F・マリノス「にじいろくらす」
- 分野 障害 /
- エリア横浜市港北区 /
- 推進主体 民間企業 /
横浜F・マリノスは「あらゆる人にスポーツを」の理念のもと、障がいの有無に関わらず地域社会をスポーツで幸せにする活動に取り組んでいます。
今回お話をお聞きしたのは、令和4年4月からスタートした知的・発達障がいの子(小学3年生から6年生)を対象とした「にじいろくらす」のコーチ、斎藤幸宏さんです。斎藤コーチは「にじいろくらす」の設立を提案し、当初からコーチを担当しています。
週に一度のクラスには、現在11名の小学生が参加しています。

練習風景
ここではサッカーの技術だけでなく、7つのアクションという行動規定を作って指導をしています。
それは「たのしむ・きく・つたえる・じりつ・きょうりょく・ちゃれんじ・あいさつ」です。これについて「子どもたちは、にじいろを経験した後、世の中に出ていきます。そこは、インクルーシブな世界です。7つのアクションは、そこで生活していくために、サッカーを通して学んで欲しいことです」と斎藤コーチは言います。
サッカースクールを通じて、小学生たちの日常生活にも影響があるそうです。初めはスクールに馴染めなかった子が、サッカーを通じて日常生活でたくましくなったり、個別学級から交流級で授業を受けられるようになったり、目に見えた成長を実感できるそうです。
この日、練習を応援していた保護者の方たちは「子どもが生き生きとしてきた」「毎週楽しみにしている」「コーチが信頼できるので子どもが安心して楽しんでいる、本当に感謝している」と話してくれました。
クラスの名前の由来について、斎藤コーチは「虹は七色で輝きます。人それぞれ個性があっていい、特徴があっていい。それぞれの個性を大切にして認めあって成長していく、という思いです」と語ってくれました。また、これからの夢について「みんなが出来ることが増えて成長してくれることが嬉しいですね」と話してくれました。
スクールでは、コーチが生徒一人ひとりに目を向けて、声を掛ける中、生徒達は元気にサッカーを楽しんでいました。
今後「にじいろくらす」は、小学生1年生、2年生の子どもたちも受け入れ、さらに新たな教室を増やしていく目標があります。子ども達が生き生きとスポーツをしながら過ごせる場所が広がることが期待されます。 (企画課)

7つのアクションについて説明をする斎藤コーチ
にじいろくらす
マリノストリコロールパーク新吉田
- 住所:横浜市港北区新吉田8-49-1
- 問合せ先:マリノスサッカースクール北エリア事務局(school-k.info@yokohama.marinos.co.jp)