
一人で悩まないで「生きづらさ」を相談するカフェ
就労支援事業所(N)フラットハート カフェおからさん
- 分野 障害 /
- エリア横浜市港北区 /
- 推進主体 社会福祉法人・事業所 /
不登校や人間関係のトラブル、子育て等の悩みに対する相談会「生きづらさを抱える子ども・若者・保護者のよろず相談会」が定期的に開催されています。場所は東横線菊名駅から徒歩2分の就労支援B型事業所のカフェおからさんです。
運営している(N)フラットハートの理事長 三ツ橋健さんと、相談を受けている理事の武藤啓司さんにお話をお聞きしました。
三ツ橋さんは、横浜市社協で地域支援の仕事をしながら、多文化共生や児童養護施設とも関わるようになりました。その中で、障害のある子どものお母さん達から、子どもが安心して楽しく働ける場所が欲しいという声を聞き、退職して就労支援事業所を立ち上げました。

「必要な人に情報を届けたい」と語る三ツ橋さん
現在利用者は20名、カフェやアトリエで楽しく仕事をしています。この他にも、(N)フラットハートでは、横浜市介護予防・生活支援サービス補助事業(サービスB)や青少年の支援事業を行っており、その一環として、相談会を開催しています。
武藤さんは、小学校の教師を退職後、不登校や発達障害をもつ子どもたちが通うフリースクール楠の木学園の園長、理事長を務められました。「常に子どもと同じ目線で」をモットーに子どもたちに向き合ってきました。
相談会は、毎月第3木曜日午後に、対面もしくはZoomで行われています。相談の内容は、ひきこもり、人間関係のトラブルから、障害がある人の就職のことなど様々ですが、おからさんでは、自信のない人のいいところを見つけたり、悩んでいる人を励ましたり、その人に合った居場所を紹介したりします。また、時には一緒に行政へ出向き、自立に向けた手続きも支援します。
「相談をしたからと言って、急に元気になる人はいないけど、のどかに生活し、元気になるまで見守り、寄り添うことが大事」と武藤さんは言います。
武藤さんの適切で丁寧な回答に「生きづらさ」を抱えて来た相談者は、安心して帰られるそうです。
三ツ橋さんは、「孤立すると人は弱くなる。どこに相談したらいいか分からない人も、武藤先生に相談すれば、アドバイスがもらえてほっとすることが出来る。ぜひ、ふらっとカフェに来て下さい。」と呼びかけます。
相談会は、カフェおからさんのホームページから申込みできます。(企画課)

優しく相談に答えてくれる武藤さん

カフェで販売しているおからサブレとドリンクのセット
カフェおからさん
- 住所:横浜市港北区篠原1-2-24
- ホームページ:https://www.flatheart.or.jp/