かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

横浜市上郷保育園(2回目受審)

対象事業所名 横浜市上郷保育園(2回目受審)
経営主体(法人等) 横浜市
対象サービス 児童分野 保育所
事業所住所等 〒 247 - 0024
栄区野七里1-2-32
tel:045-893-3565
設立年月日 1975(昭和50)年04月28日
公表年月 2019(令和元)年03月 〜
使用評価項目 横浜市版
評価機関名 株式会社 R−CORPORATION
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)
【横浜市上郷保育園の立地・概要】
●横浜市上郷保育園は、JR根岸線港南台駅からバスで20分ほどの、横浜市南西部の小高い里山が連なる自然豊かな住宅地の中に位置しています。周辺は大きな自然公園やハイキングコース、こどもログハウス等を含む20数か所の公園が点在し、横浜市上郷保育園の子どもたちは週に1〜2回程度、年齢や目的に合わせて行き先を選択して多様な散歩先にでかけることができる等、恵まれた環境にあります。園舎はバス通りから奥まった場所にあり、落ち着いた温かな雰囲気を醸し、園庭にはマテバシイ、クヌギ、銀杏、松、あじさいやつつじ等の樹木が植栽され、花壇にはマーガレットやシクラメン、パンジーが咲き、子どもたちを迎えています。広い園庭にはプール、砂場、大きなタイヤ山、滑り台、鉄棒、ジャングルジム等の固定遊具や、三輪車、キックスケーター等の遊具を用意し、子どもたちはのびのびと走り回り、おもいっきり体を動かして遊ぶ環境が整備されています。
●横浜市上郷保育園は、昭和50年4月に横浜市立上郷保育園として開設され、43年目を迎えた歴史ある保育園です。定員64名の小規模園で、在籍児童数(1歳〜5歳児)は44名であり、長時間保育、障害のある子どもの統合保育を実施しています。園舎は軽量鉄骨構造の平屋建てで、東西に長方形に広がり、玄関は西に面しています。園舎内は、玄関から中央に廊下があり、入ってすぐ左に広い事務室が設けられ、並びに厨房、トイレ、休憩室等があり、廊下南側には1歳・2歳児保育室、3歳〜5歳児の保育室になっています。保育室は採光が良く明るい室内で、新鮮な緑の風と空気が取り込まれ、健康的な保育環境にあります。また、自然環境を生かして草でビオトープを維持する等、自然生態系を生み、子どもたちに豊かな感性が育まれています。
【横浜市上郷保育園の方針】
●保育理念は、「子どもたちの健やかな成長と幸せを願って」を謳い、保育方針として「全ての子どもたちが、自分を『かけがえのない存在』と感じ、自信をもって生きていかれるように、保育者は手を携え、子どもたちが幸せに生きる権利を保障していく」とし、保育目標では「自然にふれ、のびのびと遊び、すこやかな体とやさしい心を育む。自分なりに考え『やってみよう』とする気持ちを育む」を掲げています。そして、「一人ひとりを認め十分に受け入れ、安心して過ごせる環境づくりを心がける。いろいろな体験を通して、豊かな感情が育つように援助する。子育ての喜びを保護者や地域の方たちと共有し、地域社会の活性化に寄与していく」を保育姿勢とし、全職員で意識統一を図り、日々の保育を実践しています。
≪優れている点≫
1.【理念に沿った保育の取り組み】
●子どもに望まれる資質・能力は、知識・技能の基礎、思考力・判断・表現力の基礎および、学びに向かう力・人間性の3つです。「知識・技能」の基礎作りは豊かな感性を通じて、感じたり、気付いたり、わかったり、できるようになり、「思考力・判断・表現力」は、気付いたことや、できるようになったことを生かし、考えたり、試したりして身に付いていきます。学びに向かう力や人間性は心情、意欲、態度が育つ中で、より良い生活を営もうとすることであり、これらは、保育のねらいに示された保育の内容を通して活動の中で育まれ、幼児教育の修了からさらに小学校へと伸びていくものです。横浜市上郷保育園では、1歳児から5歳児まで各発達段階に合わせて保育のねらいを掲げ、子どもの発達や状態の視点の5つの領域(健康、人間関係、環境、言葉、表現)に沿って保育内容を示しています。そして、3つの資質・能力を育む保育のねらい・内容は、全体的な計画、年間指導計画、月間指導計画、週案・日案を通して盛り込まれています。横浜市上郷保育園の保育指導計画の特色は、「外遊び」、「散歩」、「リズム」、「ムーブメント」を積極的に取り入れていること、野菜の栽培や「食事」と「体」と「心」のつながりを考えた「食育」を実施し、そして「異年齢保育」の取り組みが特徴として挙げられます。調査当日、1歳児のムーブメント活動に参加しました。保育士が「ムーブメントをするよ」と伝えると、子どもたちはワクワクした表情に変わりました。保育士がスカーフを取り出すと子どもたちが集まり、嬉しそうにスカーフを待ち「おもちゃのチャチャチャ」の曲に合わせてスカーフを揺らしたり投げたりすると、子どもたちは体全体で喜びを表現し、楽しんでいる様子を確認できました。
2.【園舎と園庭の活用による様々な体験】
●横浜市上郷保育園の敷地は広く、南に広い園庭があります。園庭には固定遊具を設け、周囲には四季折々の木々、色彩豊かな草花が直截され、野菜畑もあり、子どもたちは園内にいながら季節を感じることができます。園庭には、小さなハウスやテーブルが置かれ、戸外でも少人数で遊び込める工夫がされています。園庭では、花壇やプランターを活用し、夏にはピーマンやナス、きゅうり、スイカ、オクラ、ポップコーン等、冬にはカブ、スナップエンドウ、大根等、多品種の野菜を栽培しています。秋のさつま芋掘りも子どもたちは園庭で体験しています。苗植えから水やり、収穫を体験し、収穫したものは調理体験や給食室で調理して食育に生かしています。また、周辺の豊かな自然の産物により蚕を飼育したり、蝶をさなぎから羽化をさせたり、カマキリが卵から成虫になるまでを観察しています。「草ビオトープ」にはバッタ等の虫が集まってきます。各保育室については、空間にゆとりがあり、低い棚やカーペット、ゴザ等を活用してままごとコーナーやブロックなどで遊ぶコーナー、絵本コーナー、工作のための素材コーナーが年齢に応じて設定されています。絵本コーナーには牛乳パックで職員が作った小さな椅子や机が並べられ、ゆっくりと本を読む環境が整えられています。保育室内各所に子どもの作品や花を飾り、季節感を味わい、気持ちを和ませる雰囲気作りがされています。栄区の公立4園で取り組んでいる「ムーブメント」活動では、スカーフやロープ、パラシュート、形板、スペースマット等の教具を使い、自由で楽しい体験を重ねながら、心身をのびのびと育んでいます。
3.【地域交流の取り組み】
●横浜市上郷保育園では、地域の方との交流を大切にし、活発に交流を図っています。園行事には、地域の親子、高齢者クラブ、民生委員、主任児童委員、小学校校長等を招待しています。また、高齢者の施設やクラブと計画を立てて定期的に交流し、子どもたちは地域の様々な人と接しながら楽しく過ごしています。定期的に、高齢者クラブの方々が来園し、楽しい触れ合いの時間を設け、うたや踊りを観賞したり、近隣の高齢者施設やケアプラザを訪問し、子どもたちが歌やダンスを披露する等、世代間交流を活発に行っています。また、自然豊かな広々とした園庭で遊べることを地域に発信し、地域との交流の促進を図るために「花いっぱい、自然がいっぱい、笑顔もいっぱい」をテーマにして地域との交流活動を展開しています。園庭周囲の一画には子どもたちが種まきや花の手入れをした「シンボル花壇」を作り、花壇には、マーガレット、シクラメン、パンジー、ガーベラなどの四季折々の花が咲きほこり、近隣の方が散歩途中に足をとめて会話が弾む等、地域の方との交流が増えています。幼保小の連携も密に行い、近隣の小学校に園だよりを持って行き、校内を案内してもらい、小学生とゲーム遊びをして交流を楽しんでいます。地域の認定こども園や保育室とは、リレーやドッジボール、散歩等の交流を行っています。中学校や高校からも多くの体験学習やボランティアを受け入れています。横浜市上郷保育園の子どもたちは、地域へ出かけていろいろな人々と触れ合い、多種多様な経験を深めています。
≪さらなる期待がされる点≫
1.【理念に沿った保育のさらなる推進】
●現在、首都圏を主として保育園の待機児童数は1万人弱で推移しています。待機児童数は、1歳児が大半を占めていて3歳未満児の乳児がほとんどです。横浜市上郷保育園では、1歳、2歳児が定員16名対して1歳児9名、2歳児9名の計18名が在園しています。しかし、3歳、4歳、5歳児の在園児は定員割れをしている現状があります。厚生労働省の報告および、調査結果(米国NICHD調査)では、乳児保育の重要性を強調しています。これらの背景を踏まえ、横浜市上郷保育園の保育指導計画の特色、保育指導計画の「ねらい」を明確にした保育内容、特に、ムーブメント活動は優れ、子どもの行動全体に関わる調和の取れた発達を促す保育活動を実施している横浜市上郷保育園として、現在の保育内容にさらに磨きをかけ、保護者にドキュメンテーションのように新しく情報発信を強化し、これらの保育内容に相応しい評価以上のものが得られることを期待いたします。また、他の保育園へモデルとなるよう期待がされます。
評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重 ●横浜市上郷保育園は、「子どもたちの健やかな成長と幸せを願って」という保育理念の基、「自然にふれ、のびのびと遊び、すこやかな体とやさしい心を育む。自分なりに考え『やってみよう』とする気持ちを育む」を保育目標とし、「一人ひとりを認め十分に受け入れ、安心して過ごせる環境づくりを心がける。」、「いろいろな体験を通して、豊かな感情が育つように援助する。」、「子育ての喜びを保護者や地域の方たちと共有し、地域社会の活性化に寄与していく。」の保育姿勢を掲げ、子ども本人を尊重した保育を実践しています。保育理念、基本方針、保育目標、保育姿勢の理解については、全職員に保育理念・園目標・職員の保育姿勢が記載された携帯カードを配付し、職員一人ひとりが保持していつでも確認できるようにしています。
●個人情報の取り扱いや守秘義務については、「個人情報取り扱いマニュアル」に基づいて管理しています。全職員(ボランティア、実習生含む)に定義・目的について周知し、共通認識を図り、年1回、個人情報取り扱いに関する園内研修を実施して確認しています。各クラスの保育日誌や名簿類については、所定の場所に保管し、閲覧場所を定めて管理しています。保護者には、入園時に個人情報の守秘義務について説明を行い、個人情報の取り扱い(肖像権等)の確認を行い、同意を得ています。
●性差に関する配慮では、全園児が平等に活動できるよう活動内容を考慮し、遊びや行事の役割、持ち物の区別、順番、グループ分けや整列も性別で区分けすることはしていません。子どもや保護者に対して、固定的に捉えた話し方や表現をしないように心得、カリキュラム会議等で子どもへの無意識な言葉かけについて振り返り、共通認識を図る体制を整えています。
2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供 ●個別指導計画については、子どもの発達状況に応じて計画を作成しています。改定では、サポートに入っている保育士、他クラスの保育士の意見も参考にして計画に生かしています。また、行事のアンケート、連絡ノート、クラスノート、個人面談、懇談会、意見箱を通して保護者の意見を抽出し、反映するようにしています。
●施設環境については、毎日、園内外の清掃を行い、清潔に保たれています。各保育室は陽が入り明るく、加湿器付きの空気清浄機、エアコン、扇風機、換気扇を備え、快適な環境を整えています。また、室内の温・湿度管理を行い、日誌に記録し、日々通気、換気に配慮しています。園舎内には温もりある手作りタペストリーや、四季に応じた子どもの作品を装飾し、保育室内やトイレに生花を飾り、心温まる環境作りが成されています。広い園庭にはイチョウ、マテバシイ、くぬぎの木、畑等があり、季節の花や栽培物を育て、子どもたちは園内に居ながら季節を感じ、身近に自然に触れることができます。
●給食は、横浜市の公立保育園共通の献立表に基づいて提供しています。献立表は、毎月末に翌月の献立表を併記した「給食だより」を保護者に配付し、当日の給食サンプルを調理室前に提示して人気メニューのレシピは希望により発行しています。さらに、懇談会で調理員から実際の献立を保護者に提示し、工夫している点等を伝え、個人面談でも食事の様子を知らせ、給食への理解、関心が持てるようにしています。
3 サービスマネジメントシステムの確立 ●配慮を要する子どもについては、カリキュラム会議、ミーティング等でケース会議を行い、配慮事項やかかわり方について話し合い、記録に残し、職員間で共通理解を図っています。また、地域の専門機関と連携を図り、よこはま港南地域療育センターの巡回指導を受け、相談機能も活用して保育に生かしています。職員は研修に積極的に参加して学び、得た情報は職員間で共有化を図り、保育に生かしています。巡回相談記録、個別日誌、個別指導計画、個人面談記録等については決められた場所に保管し、情報の管理を徹底しています。
●虐待については、虐待防止マニュアルを備え、会議で議題に挙げて周知を図り、外部研修に参加して研鑽しています。虐待の予防や早期発見のために日頃から観察や保育を通して子ども、保護者に対して変化の「気づき」を大事にし、随時、職員間で情報共有を行い、子ども、保護者とコミュニケーションを図り、早期発見に努めています。また、毎日の健康管理を十分に行い、健康状態を保育日誌やミーティングノート等に記録しています。虐待が明確になった場合や、心配や見守りが必要な場合には区役所、保健師、児童相談所に通告・相談し、連携して取り組みます。
●食物アレルギー疾患のある子どもの除去食を提供する場合は、「食物アレルギー対応マニュアル」に基づき、保護者から生活管理指導票を提出してもらい、園長、調理員、担任と面談を行っています。かかりつけ医の指示を基に保護者と密に連携を図り、職員間で情報を共有して除去食を提供しています。毎月、個別の献立会議を設け、献立表を基に保護者、保育士、調理担当職員、主任、園長とで確認しています。給食では、色違いの専用食器、トレイを用い、名札を活用して個別配膳と複数職員で声だし確認を徹底し、座席位置に配慮を行い、誤配膳、誤食がないよう徹底しています。
●保護者からの苦情などに関しては、重要事項説明書に苦情・相談の窓口担当者を明示し、面談、文書等の方法により相談・意見を受け付けていることを知らせています。第三者員の連絡先、氏名も入園のしおりに明記し、入園説明会で苦情解決について説明を行い、事務室前と各保育室に掲示して苦情に対する対応姿勢と手続方法を示しています。要望や意見等を聞く機会としては、送迎時の保護者との会話、連絡ノート、意見箱、クラス懇談会(年2回)、個人面談(年1回)、行事(運動会、お楽しみ会)後のアンケート等を実施しています。
●感染症等について、「感染症マニュアル」を園独自に作成し、登園停止基準や保育中に感染症発生時の対応、予防接種スケジュール、乳幼児が感染しやすい病気等の情報をまとめています。保護者には、入園時に「ほいくえんのしおり」別紙1に子どもの感染症一覧を掲載して情報の提供および説明を行い、与薬対応や登園許可証明書の要否について文書を配付しています。感染症が発生した場合は、園内での感染症蔓延に注意し、保育室に注意喚起の掲示を行い、職員に対して必要な情報をミーティング等で周知しています。保育中に発症した場合は、速やかに保護者に連絡を行い、可能な限り別室で個別に対応しています。また、対応方法や症状等を掲示して周知しています。出欠ノートには感染症一覧を貼り、保護者から連絡を受けた際に情報提供ができるよう整備しています。
●外部からの侵入に対して、安全管理マニュアルに沿って様々な想定で訓練を実施しています。門は電子錠を設置し、来訪者はモニターカメラで確認を行い、保護者にはクラス・名前を確認の上、開錠しています。また、園内に緊急時の110番自動通報装置を設置し、直通で警察に連絡できる体制を整備し、委託警備会社と契約して夜間の不審者侵入にも備えています。散歩時は必ず保育士と連絡が取れるようにしています。不審者情報は、横浜市の情報をメール等で入手し、必要に応じて保護者、地域に情報を提供しています。
4 地域との交流・連携 ●地域の子育て支援では、育児支援年間計画を作成し、育児相談、育児講座、園庭開放、交流保育、ランチ交流、絵本の貸し出しを実施しています。交流保育では、七夕や、泥んこ遊び、運動会ごっこ、ムーブメント、季節のお正月遊びや豆まき等、多くの行事を通して在園児と地域の子どもたちが一緒に楽しむ機会を提供しています。ランチ交流は毎月ほぼ実施し、夏のプール開放も多くの地域の子どもが利用しています。その他、栄区の保育園合同育児講座の実施や、地域子育て支援拠点等と連携し、地域に向けた子育て支援に尽力しています。また、定期的に地域ケアプラザで地域の親子を対象に出前保育を行い、区役所、嘱託医、地区センターにポスターを掲示して周知しています。
●栄区の子育て情報サイト、広報よこはま栄区版等に掲載して情報提供しています。相談事業については栄区の広報誌や、栄区のホームページに子育て相談の案内、交流保育の受け入れ、園の紹介を掲載し、育児相談に応じる旨を発信しています。また、子育て支援事業の利用者や園見学者にも園の情報を提供し、掲示板での告知や散歩時に育児支援のチラシを地域の親子に配布し、情報を提供しています。子育てに関するパンフレットは、園玄関のウォールポケットに入れて自由に持ち帰ることができるようにしています。また、子育て支援拠点「にこりんく」への紹介もできる体制を整えています。
●地域への園の理解促進のための取り組みとして、園行事に地区内の小学校長、地域の親子、民生委員、高齢者クラブの方等を招待して園の理解を促しています。定期的に高齢者施設や高齢者クラブ、地域の親子、近隣の小学校等と計画的に交流を図り、高齢者クラブの方とはほぼ毎月触れ合いの時間を設け、世代間交流を深めています。園の運動会では、近隣の家庭に子どもたちと挨拶に行き、周囲の団地にも挨拶をして理解をいただいています。また、中学生の職業体験や地域のボランティア、小学生の保育士体験も受け入れて交流をしています。
5 運営上の透明性の確保と継続性 ●保育所、職員として守るべき法・規範・倫理等の周知は、公務員としての横浜市職員服務規定や職員行動基準が定められ、全職員に周知しています。職員は名札内に携帯して常に確認ができるようにしています。コンプライアンスの規則、規定・要領を備え、園長は他施設の事故・不祥事等の事例について、職員にミーティングや会議で周知し、事例を通して啓発を行っています。また、資料を回覧し、職員間で情報共有を図り、不適切な対応がないよう喚起しています。定期的にコンプライアンス研修を行い、職員は規範について再確認し、日々の保育に生かしています。
●園の運営面における情報は、横浜市こども青少年局保育・教育人材課や栄区こども家庭支援課、園長会、関連機関、マスメディア等から収集し、分析を行い、園運営に生かしています。情報は職員全体に周知し、話し合い、園全体で取り組んでいます。保育所の自己評価や改善課題についても全職員で話し合い、より良い園作りに向けて取り組んでいます。
6 職員の資質向上の促進 ●正規職員、非常勤職員、福祉員の研修体制については、経験年数に応じた人材育成ビジョン計画に沿い、研修を受講し、知識・技術の向上を図っています。外部研修受講後は研修報告書を作成し、園内研修時に発表を行い、職員間で共有を図り、報告書はファイリングして閲覧できるようにしています。
●非常勤職員も会議、園内研修に参加し、保育の質の向上意識を持って取り組んでいます。研修についても職員同様に参加の機会を設け、保育技術や倫理等の習得の研鑽を図っています。また、クラス担当を担い、都度担任間で話し合い、園長とも面談を行い、コミュニケーションを図りながら園の円滑な業務につなげています。非常勤職員も正規職員と同様に、年度初めと年度末の面談を通して今年度の目標と反省を確認しています。
●総合的な人事管理では、園の理念、保育方針に基づいて人材育成計画を行い、人事基準は横浜市の公立園として明確に定められた基準に基づいて運用しています。横浜市では職場のコミュニケーションの円滑化を図り、職員一人ひとりの人材育成や能力開発につなげていくことを目的として人事考課制度を確立しています。人事考課、昇任、昇級等のあらゆる側面から人事給与制度の改革に取り組み、全職員にも周知しています。

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