かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

ソレイユ尾崎

対象事業所名 ソレイユ尾崎
経営主体(法人等) 社会福祉法人 紅梅会
対象サービス 障害分野 共同生活援助(グループホーム)
事業所住所等 〒 243 - -
厚木市-
tel:-
設立年月日 2006(平成18)年12月01日
公表年月 2019(令和元)年03月 〜
使用評価項目 推進機構障害者GH等第三者評価項目
評価機関名 株式会社フィールズ
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)

<ホームの概要>
「ソレイユ尾崎」は、平成18年12月に介護度の高い障害者も利用できるよう、バリアフリーのケアホーム・グループホームとして開所しました。最寄駅からはバスで30分ほどの内陸部に位置し、周囲は住宅や畑という落ちついた環境です。すぐ隣には大型のスーパーがあり、買い物に便利です。
利用者は、知的障がいのある女性を中心に、30歳代から70歳代まで幅広く、障害支援区分は区分3が2人、区分4が7人、区分6が1人の計10人です。日中活動の場所から帰った後は、それぞれが自由に自分の時間を楽しんで生活しています。
建物は、築後12年が経過していますが、当時の利用者の特性から廊下は車いす同士が離合できる広さがあり、共有場所は清掃が行き届き、清潔に保たれています。
<理念・方針>
法人の経営理念は、利用者が地域社会で明るく豊かな生活を送れるようにすることであり、倫理綱領では、利用者の人としての尊厳を守り、豊かな人生を自己実現できるよう専門性の高い支援を行うことを謳っています。
これを踏まえ、ホームでは、利用者の心身の状況等に配慮しながら、家庭的雰囲気の中で楽しく温かみのある生活が送れるよう支援することを基本とし、この方針を実現するために、研修の強化等職員の資質向上にも力を入れています。


<支援にあたって努力・工夫している点>
@人権意識の定着・向上に向けた取り組み
法人の倫理綱領では、生命・個人の尊厳を大切にし、人権擁護を強く謳っています。
ホームでは、毎月職員全員で人権目標を策定しています。目標はホームに掲示し、毎日職員が唱和するとともに、携帯している人権手帳に明記しています。職員は、利用者の思いをしっかり聞き自分の価値観を押し付けないようにするなど、人権意識を高める努力をしています。
又、法人の全職員は毎月人権チェックリストで自己の振り返りを行っています。集計結果は、職員に周知されその後の研修等に生かしています。その他、法人として、毎月の人権委員会の開催、利用者虐待防止ハンドブックの配布、オンブズマンの訪問による利用者意見の聞き取り、厚木地区の他施設の職員による利用者との交流「ホームしゃべり場」の実施、プライバシー尊重への配慮等の取組みを積極的に推進しています。
人権意識向上に向けての研修にも力を入れており、外部研修も含め積極的に参加を奨励しています。特に新規採用時には、制度や法令、規定等を学ぶとともに、同法人の他施設で職員の穏やかな声掛け等を実地で学ぶ機会を作るなどしています。
A利用者主体のサービス提供
支援は、利用者の自己選択、自己決定を尊重し、サポートが必要な場合のみ、本人の意向を確認して行っています。意向確認には利用者の特性から困難な場合もありますが、利用者が職員の言葉に流されないよう留意し、丁寧に聞き取る努力をしています。
個別支援計画は、本人の意向を第一に、家族等の希望を参考に作成しています。作成した計画は本人と家族に説明し、同意を得るとともに、半年に1回見直しをしています。
B安心して暮らせる地域生活の実現
利用者が、より地域と融合した生活ができるよう、又、社会資源の有効活用が図れるよう、情報をできるだけ提供するようにしています。自治会の行事は掲示や口頭で伝えています。近隣住民とは、挨拶をはじめ畑の作物の寄付を受けるなど、日常的に良好な関係を築いています。自治会に加入し、地域の防災訓練や地域清掃に参加しています。隣接するスーパーは、利用者が頻繁に利用しており、店員の利用者に対する理解が得られています。
その他、警察の派出所にホームの存在を知ってもらい巡回のお願いをし、市内のグループホーム連絡会に参加して、日々の利用者対応の方法や支援提供の内容などの情報交換を行って横の連携を図ることで、より良い地域生活の提供を目指しています。

評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重 @法人で定めた倫理綱領に基づき、グループホーム全体で、人権目標を毎月作成し、それを毎日唱和しています。人権目標は、人権手帳に明記され、職員は常時人権手帳を携帯し、人権に対する意識を高めています。
A法人として、人権意識を高めるための取組みを積極的に行っています。法人の全職員が、毎月人権チェックリストで自己の振り返りを行います。結果は職員に周知し、その後の業務や研修に反映させています。
B個人情報保護条例を策定し、職員採用時に配布するとともに、口頭でもその内容を説明しています。利用者の居室には、必ずノックと声掛けをして、許可がある場合のみ入室しています。
2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供 @個別支援計画は、時間をかけて利用者本人の意向を丁寧に聞き取る他、家族の希望も取り入れるようにし、作成したものについては、利用者や家族の同意を得ています。又、半年に1回、必ず計画の見直しを行っています。
A支援は、自己選択・自己決定を尊重し、利用者の意思を確認しながら、必要な場合に行っています。
3 サービスマネジメントシステムの確立

@金銭管理については、利用者の状況に合わせて、必要に応じ預かりをしています。施設職員と法人総務担当職員が複数で管理及びチェックする体制にしています。
A苦情解決については、法人規則で定められ、ホームのリビングルームに苦情申し立ての連絡先を掲示するとともに、重要事項説明書にも明記しています。又、厚木地区の福祉ネットワークに加入しており、オンブズマンの訪問による相談の機会を設けています。
B緊急時対応として、災害に向けての避難訓練を年2回実施しています。訓練では、利用者の動きを単純化することで、円滑な避難ができています。

4 地域との交流・連携 @近隣住民との関係は良好です。自治会に加入し、地域の防災訓練は職員が参加し、清掃は職員と参加できる利用者が行っています。利用者が頻繁に利用する近所の大型スーパーマーケットでも、利用者に対する理解が得られ、必要な時に店員のサポートを受けています。
A日常的に地域の行事等の情報を利用者に伝え、希望があれば、参加に向けた支援をしています。法人の行事等は、地域住民に知らせて交流を図っています。
5 運営上の透明性の確保と継続性 @重要事項説明書では、具体的なサービス提供の内容について明記しています。又、見学者向けに「紅梅ホームご利用あんない」を作成し、グループホームの概略をルビ付きの大きな字でページごとに章立てして説明しています。
A月1回の世話人会議では、サービス提供の課題や支援方法について検討し、情報を共有しています。管理者・サービス管理責任者は、複数のグループホームを兼務しているため、事業所の「ホーム室」に詰めていますが、連絡は密に取れる体制になっており、必要に応じてホームを訪問し、アドバイスや対応を行っています。
6 職員の資質向上の促進 @法人全体として、人権に関する研修を重視しています。特に、新任職員に対しては、常勤・非常勤の別なく法令・規定・制度などの研修を行うほか、OJTをはじめとする研修に力を入れています。同運営法人の他施設を見学して、穏やかな声掛けなど先輩職員の利用者に対する態度を学び、すべての業務に最低2回ずつ見習いとして就いて習得しています。
A非常勤職員に対しも研修には最低年1回は出席するよう働きかけており、平均して過半数の非常勤職員が出席しています。出席者には時間外手当及び交通費を支給しています。又、外部講師を招いてのケース検討会は毎月実施し、厚木地区で行うグループホーム連絡会、世話人研修会などにも参加しています。
7 日常生活支援 @薬の管理は職員が管理しています。服薬については服薬マニュアルに基づき、服薬セット職員、服薬支援職員、服薬済み薬を確認する職員がそれぞれチェックを行っています。服薬の際は口の中、コップの中を確認し、空袋は手で触って確認し日録に記しています。また世話人会議でも誤薬・抜薬などの防止策を周知しています。
A余暇時間の外出は、職員付き添いに加え、ガイドヘルパーと移動支援を利用して、買い物やコンサート、墓参、散歩等個々の利用者の希望に添った支援を行っています。障害特性から移動支援中危険が生じる場合は、迎えに行っています。
B介護は同性介助を基本とし、洗濯、入浴、排泄等、個々の利用者の主体的な取組みを尊重したうえで、利用者に合った声掛けやサポートを行っています。

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