かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

ぐっすりU

対象事業所名 ぐっすりU
経営主体(法人等) 社会福祉法人 なごみ福祉会
対象サービス 障害分野 共同生活援助(グループホーム)
事業所住所等 〒 214 -
多摩区-
tel:-
設立年月日 2014(平成26)年08月01日
公表年月 2019(平成31)年01月 〜
使用評価項目 推進機構障害者GH等第三者評価項目
評価機関名 株式会社フィールズ
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)

<ホームの概要>
事業所は、JR南武線「中野島駅」から徒歩8分程の閑静な住宅街にあります。社会福祉法人なごみ福祉会が、平成26年8月に開設した定員4人の女性の障害者グループホームです。平成30年11月現在31歳から49歳の3人(障害区分2が1人、区分3が2人)が入居しています。
社会福祉法人なごみ福祉会は、川崎市内に生活介護事業、就労継続支援B型事業、ヘルパーステーション、保育園等多数の事業所を展開し、障害の有無・種類、程度を問わず地域の中で活動し生活することを目的にしています。職員は、障害を持つ一人一人がその人らしい生活が送れるように、支援の統一性に配慮し利用者の生活のリズムを尊重し、利用者が安心して生活を送れるように見守っています。


<理念や方針>
法人の理念に「共に生き 共に育つ」掲げています。理念の実践に向けて、「すべての人の尊厳、生きる権利を重んじ、障害や疾病を理由とした人格の無視に反対する。」「相手への思いやりを持ち、いじめをなくす。」など6つの基本方針を定めています。また、法人の理念を受けてホームとしての運営方針を定め職員に周知しています。「障害の程度や種別に関係なく、その人らしい生活が送れるように支援します。」「身のまわりのことができなくても入居は可能です。できることはやっていただき、できないことはサポートしていきます。」「グループホームに興味はあるが、どのような生活をしているのか不安な方を対象に、体験入所を実施しています。」をホームの運営方針に定めています。


<支援にあたって努力・工夫している点>
@体験入所を活用し、利用者は納得してから入所しています。
 定員4人の内1人は体験入所の利用者です。ホームの入居を考えているが、不安感が強く入居に踏み切れない障害者を受け入れています。利用者は、ホーム生活を体験することで生活のリズムや他の入居者たちとの人間関係に不安を感じることなく、安心して入居することができます。3ケ月に及んだ体験入所の後納得して入居を決定した利用者がいます。
A利用者は、休日の自由時間をすきなように過ごしています。
 ホームは利用者が日々の仕事から帰ってくる「家」であり、職員は利用者にホームでゆっくり過ごしてもらうことを大切にしています。食事や入浴も決められた時間以外でも本人の体調やその日の気持ちで変わることがあり、職員は優しく見守っています。休日は、職員と利用者が一緒にクッキー作りを楽しんだりとゆったりとした一日を過ごします。利用者はスマホで行きたい店を確認し、買物によく出かけます。「ここのホームの生活は楽しい。自分の部屋もあり、ホームにきて良かった」と話をしてくれた利用者の思いが広報紙「なごみたより」に紹介されています。
B利用者の苦情対応の仕組みが整っています。
 川崎市障害福祉施設等苦情解決支援事業第三者委員会の苦情解決制度を活用しています。ホームの苦情解決責任者、苦情対応窓口を設定し毎月苦情月次報告を第三者委員会に報告しています。また、第三者委員会の委員が定期的にホームを訪問し、利用者と面談し苦情の把握に努めています。

評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重 @勤務中に呼称や言葉遣い等不適切な支援があった際は、管理者が指導にあたっています。また、月に一度のホーム会議の際には、人格の尊重について、その都度管理者から伝え注意を喚起しています。
A事業部に、保護者、管理者、サービス管理責任者で構成された虐待防止委員会があります。職員へは神奈川県民間知的障害施設協同会発行の「利用者虐待防止ハンドブック」を配布しています。
B同性介助の支援をしています。職員が居室に入室する前には、ノックし声かけなどをして入室するようにしています。入居時に利用者の了解を得ていますが、納得するまでは入室することはありません。
C郵便物は直接本人に渡しています。
2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供 @個別支援計画は年度ごとに作成しています。毎月実施のホーム会議で利用者の状況の変化を話し合い、また、サービス管理責任者が毎月利用者に面談し、支援ニーズの把握に努めています。
Aホーム会議を月に一回開催し、業務日誌に一日の利用者支援の特記事項を明記し、PCに入力しいつでも職員が確認することができます。
B利用者の意思を尊重し自立支援に努めています。自主性を尊重し利用者自身の意思で行動する中で課題の解消につながるように目標設定をしています。
3 サービスマネジメントシステムの確立

@金銭管理規定を整備しています。利用者の出納帳を作成し、現金や通帳残高を1ヶ月ごとに、法人の別の事業所の担当職員が適切に金銭管理が行われていることを確認し、月ごとに利用者・家族の同意のサインをもらっています。
A川崎市障害福祉施設等苦情解決支援事業第三者委員会の苦情解決制度を活用しています。
B災害時に備え消防署の協力を得て、年1回避難訓練を実施しています。災害時の通報先一覧を作成し災害発生に備え、3日分の食料や飲料水等を備蓄しています。
Cヒヤリハット及び事故報告書の書式を定め、事故防止に努めています。職員間の情報共有を図り、利用者の体調の変化の把握に努めています。ノロウィルスキットを用意するなどの感染症対策を講じています。

4 地域との交流・連携

@運営方針で、地域の結びつきを重視する事を掲げています。町内会に加入しており、職員は日頃から地域の方との挨拶を大切にしています。
A交番には、入居者の人数等の基本情報を伝え見回りをしてもらい、年に一度情報の更新をしています。消防署には避難訓練時に立ち会っています。
B回覧板に掲載されているイベントなどの情報のほか、職員が地域のイベント情報を集めて利用者に伝え、中野島の桜まつりを見に行ったりしています。地域の花火大会はぐっすりT・Uのメンバーが屋上で夕食をしながら楽しんでいます。
C利用者の要望に応じては相談支援事業所へつないでいます。成年後見制度の利用等、相談事業所と連携し利用者特性に応じたサービス体制をとれるようにしています。

5 運営上の透明性の確保と継続性 @ホームの運営方針をパンフレットに明記し、利用者や家族に周知しています。運営方針に「障害の程度や種別に関係なく、その人らしい生活が送れるように支援します」「生活にメリハリのある楽しみを持った生活が送れるように支援します」等を明記し、体験入居が可能であることを明記しています。
Aホームページに管理者のホーム運営の方針を掲載し、ホーム生活がどのようであるかを詳細に説明し、安心して利用できることを伝えています。年4、5回広報紙「なごみグループホームだより」を発行しています。広報紙にホーム運営の状況や利用者のホーム生活の思いや行事に参加したときの感想、世話人の支援の状況等を掲載しています
B体験入所の実施に力を入れています。体験入所は月曜から金曜日までを括りとし、本人が納得できるまで継続可能です。3ヶ月に及んだ体験入所の後納得して入居を決定した利用者がいます。
6 職員の資質向上の促進 @法人・後援会企画の年1回の内部研修のほか、昨年度は常勤職員が強度行動障害の基礎研修に2名、実践研修に1名参加しています。非常勤職員も外部研修に参加しています。
A月に1度のホーム会議では、スタッフ会議を1時間、ケア会議を1時間実施し、意思疎通がスムーズにいくようにしています。その他、各ホームの世話人の会議を年3回、調理者が集まる会議を年3回実施しています。
B実習生は同法人の日中支援事業所で受け入れを行い、ホームの見学が一日あります。日中支援事業所の担当者が接し方、プライバシー・個人情報保護について書面をもとに説明し、誓約書を交わしています。
7 日常生活支援 @利用者の健康管理は日中支援事業所と連携し、定期健康診断の結果を受けて通院や日常の健康管理を行っています。服薬は利用者本人の管理を基本にし、服薬後の空き袋を職員は必ずチェックしています。
A夕食は1階のホームで一括調理し2階に配膳し盛付します。朝食は2階のホームのキッチンで調理しています。調理担当職員を配置し、食べ物の嗜好や好き・嫌いに配慮し、季節の素材を取り入れて調理しています。誕生会の食事はリクエストをとり、クリスマス、七夕、豆まき等の行事食は季節感覚に配慮したメニューを提供しています。
C浴室・浴槽は掃除が行き届いて清潔で毎日入浴しています。入浴時間は、18時の夕食開始までの時間が基本です。浴室の湯は一人ずつ入れ替えます。

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