かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

五反田保育園 分園

対象事業所名 五反田保育園 分園
経営主体(法人等) 社会福祉法人湘南杉の子福祉会
対象サービス 児童分野 保育所
事業所住所等 〒 252 - 0815
藤沢市石川3−30−12
tel:0466-86-6558
設立年月日 2004(平成16)年04月01日
公表年月 2019(令和元)年02月 〜
使用評価項目 神奈川県社協版
評価機関名 公益社団法人 神奈川県介護福祉士会
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)
○五反田保育園分園は、本園から徒歩7〜8分の住宅街の中にあり、0歳児から5歳児までの保育に携っている。法人の保育理念に、「@子どもの健全な成長と安全を保障する、A子どもの発達を保障する望ましい物的・人的環境を準備する、B利用者と共に子どもの成長を喜びあえる信頼関係を築く、C社会福祉並びに児童福祉の精神に基づくサービスの提供」を置き、「思いやりのある元気な子」の育成を目指し、保育を実践している。
〇職員の基本行動マニュアルや保護者とのコミュニケーションの取り方などをまとめた園独自の「ステートメントブック」を作成し、全職員に配布している。「ステートメントブック」は、法令などの改正に合わせ、随時内容を修正している。「ステートメントブック」は貸与としており、職員は大切に取り扱っている。
〇「職員全体で一人ひとりの子どもをみる」という園の基本方針に沿い、登園降園時には自分の担当以外の子どもでも、今日の様子を保護者に伝えている。保護者アンケートでも、「担任以外の先生も声をかけてくれる、子どもの様子を伝えてくれる」という声が多くあがっていた。
〇毎年5月頃に、2歳から5歳の縦割り保育のチーム(8チーム)を決め、各チームが年間計画を立て、月2回の「みんなの日」の中で、それぞれのテーマに基づいて活動している。「みんなの日」には、チームで食事を摂り、ゲームや散歩などを楽しむとともに、クリスマスや発表会では、チームで演出の内容を考えて発表している。
〇天気の良い日は、近くの公園に出かけ、子どもたちは虫取りや落ち葉拾い、身体を使った遊びなどを行い、自然に親しんでいる。園外保育では、一人ひとりの子どもの様子を写真に撮り、コメントを付けて貼り出している。保護者から、「子どもの様子がとてもよくわかって良い」と、とても好評である。
〇幼児クラスでは自分で食事の盛り付けをして、食べる量を自分で確認するようにしている。食事時には当番の子どもが食事の挨拶や配膳、片付け、掃除を行っている。2歳児から5歳児は、枝豆や二十日大根、なす、ジャガイモなどを栽培し、収穫して自分たちで料理をしている。4、5歳児の「ワクワクナイト」のイベントでは、収穫したジャガイモを使って子どもたちがカレーを作り、花火やお化け屋敷などを行って、夏の夜を楽しんでいる。
〇ダンボールを活用したキッチンセットや、牛乳パックを使った玩具など、子どもたちが興味を持ち、遊びたいと思うものを、保育士が手作りで作成して用意している。子どもたちは自分たちも廃材を利用してマイクを作ってインタビューごっこをしたり、ダンボールで玩具や室内の飾りを作って楽しんでいる。
〇外部講師を招いて、体力づくりやリトミックを行っている。リトミックでは、いろいろな音を聞きながら、走る、歩く、止まる、動物に変身するなど、子どもたちは、音楽に合わせて身体を動かしている。また、日常の遊びの中から「劇遊び」に発展させ、子どもたちは発表会で保護者に劇を披露している。
〇第三者評価の受審を通して、保育の活動内容は保育日誌に十分に記録しているが、子どもたちがどう反応し、どのように感じていたかの記録が少ないことに気付いた。記録の書き方について、職員会議で話し合いを行い、改善につなげている。
〇今回、本園に続いて福祉サービス第三者評価を受審している。自己評価に真剣に取り組むことで、提供する保育の質の向上に努めている。
評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重 ○職員の基本行動マニュアルや保護者とのコミュニケーションの取り方などをまとめた「ステートメントブック」を作成し、全職員に配布している。「ステートメントブック」は貸与とし、全職員が大切に取り扱っている。
〇子どもたちに対して、性差による区別は行わず、外国籍の子どもや保護者にも普通に接している。日本語が苦手な保護者に向け、配布物にはルビを振り、難しい内容の事柄については、知人に通訳を依頼している。
〇子どもの虐待予防や早期発見については、市の子育て支援課や児童相談所、市社協、学校などと連携し、副園長がネットワーク会議に参加して内容を検討している。
〇「個人情報保護規程」を整備し、職員会議の場で個人情報の取り扱いについて職員に周知している。日常の保育場面では、個人的な内容は第三者に話が聞かれないよう、事務室や個室で行う他、氏名などが特定されるような言い回しには注意している。
〇子どもたちのプライバシーの確保のため、実習生には事前にオリエンテーションを実施し、子どもたちの名前のメモや写真撮影の禁止について説明している。
2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供 ○家庭との連絡、情報交換は、登園降園時に保護者とのコミュニケーションを密に取り、また、「育児ノート」や「連絡ノート」を活用し、0、1歳児は毎日、2歳児は週1回、3歳児以上は必要に応じて、保護者と情報交換を行っている。
〇0歳児には、複写式の「育児ノート」を使用して、保護者との情報交換の内容を、いつでも確認できるようにしている。
〇懇談会は年2回(4月、1月)、個人面談は年1回(11月)行い、保護者からの園に対しての希望や意向を把握している。懇談会の欠席者には、内容を貼りだして確認できるようにしている。
〇保護者からの意見・要望と苦情は特に区別せず受け止めている。個人的なものは個別に対応し、全体に回答した方がよいものについては、プリントを配ったり、掲示板に掲示して対応している。
3 サービスマネジメントシステムの確立 〇「苦情解決窓口要綱」を整備し、苦情受付から解決までの手順を定めている。玄関に苦情解決窓口のポスターを掲示して、苦情解決責任者や苦情受付担当者名、第三者委員名や連絡先を明記している。
〇「冷房・暖房の使用マニュアル」や「危険物管理マニュアル」を整備して、室内環境を整えている。危険物は事務室で管理し、管理状況を「点検記録簿」に記録している。
〇「服薬管理マニュアル」や「与薬に関する主治医指示書」に基づき、与薬が必要な子どもに対応している。現在、薬を預かるケースはとても少なくなっている。
〇子どものけがへの対応は、「ステートメントブック」の「事故の対応について」に基づき対応している。基本的には通院対応が必要な場合は「園児災害報告書」に記録し、通院が必要ない場合は「インシデント報告」にまとめているが、明確には区別していない。現在、本園と合同の健康安全委員会にて、インシデント報告の書式の見直しを行っている。
〇市保健所管内感染症サーベイランス情報や感染症の情報を入手し、掲示板に掲示して保護者に知らせている。また、保健委員会より、感染症に関するプリントを保護者に配布している。
〇避難訓練を毎月実施する他、防犯訓練(不審者訓練)も毎月行っている。地震を想定した引き渡し訓練も年1回行っている。
4 地域との交流・連携 〇近隣の小学校や地区老人会と、年長児が定期的に交流、訪問を行っている。地区老人会の招待を受け、尺八やダンスなどを見学するとともに、卒園式の予行演習には園に地区老人会を招き、ゲームやこま回し、カルタなどを一緒に楽しんでいる。
〇園の納涼会や誕生会などの行事には、地域に参加を呼びかけている。卒園していった子どもたちや近隣の方々が多く参加している。
〇地域の子育て家庭に向け、行事の招待や子育て相談を行っているが、現時点では、入園相談が中心になっている。
5 運営上の透明性の確保と継続性 ○「ステートメントブック」に保育理念や保育指針を示すとともに、事務室内に保育理念を掲示し、毎週月曜日の朝礼時に、職員が保育理念を唱和している。
〇行事の終了時には、職員全員が揃って反省会を行い、反省点を担当職員がまとめて回覧し、次年度につなげている。また、全職員が「チャレンジシート」に各自の目標を掲げ、年度末に振り返りを行っている。園長による職員の個人面接も、毎年行っている。
〇園の運営、事業内容について、地域からの理解を得られるように、ホームページに園の情報を掲載している。
〇保護者に「年間行事予定表」を4月に配布して、保育参観の日程を伝えている。開催2ケ月前には、玄関に掲示したり、毎月発行する「えんだより」や「くらすだより」で周知を図っている。
6 職員の資質向上の促進 ○「年間研修予定表」を作成し、計画的に外部研修に参加している。また、本園と合同で、救急法などの内部研修も企画、実施している。職員からの自主的な研修参加希望も、できるだけ本人の希望を入れるようにしている。
〇外部研修参加後の「研修復命書」は、1週間職員の休憩室に置き、全員が内容を周知できるようにしている。年1回(9月の土曜日)、本園と合同で全職員を対象に研修報告会を開催している。
〇「実習生受け入れについて」にて、実習生受け入れの基本的考え方を示し、実習担当者も位置付けている。

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