かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

グループホームなでしこ

対象事業所名 グループホームなでしこ
経営主体(法人等) 社会福祉法人 若竹大寿会
対象サービス 障害分野 共同生活援助(グループホーム)
事業所住所等 〒 221 -
神奈川区−
tel:−
設立年月日 2015(平成27)年02月01日
公表年月 2018(平成30)年03月 〜
使用評価項目 推進機構障害者GH等第三者評価項目
評価機関名 公益社団法人 神奈川県社会福祉士会
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)

(ホームの概要)
 グループホーム なでしこは、横浜市営地下鉄片倉町駅からバス5分、徒歩7分程度の自然環境に恵まれた閑静な所にある。平成27年2月に社会福祉法人若竹大寿会が開設した定員7名のグループホームである。平成29年12月20日現在、20歳代前半から60歳代前半までの女性7名が入居している。利用者全員が療育手帳を所持し、2名は身体障害の重複障害者である。法人の理念に、「職員一丸となって人を幸せにします」「人が大切にされる世の中を創ります」を掲げている。職員は、一人ひとりの個性を大切にして家族のように温かく利用者を見守っている。

 

(努力・工夫している点)
@家庭的な雰囲気のホームである。利用者同士の気配りがあり、お互いにできないことを自然に助けあっている。職員は、利用者が意見や要望をいつでも気軽に言える雰囲気作りを心がけている。第4火曜日の夕食後のコーヒータイムに利用者全員が集まり、日々の生活のルールのことや日中活動で頑張ったことなど活発に話し合っている。「こんなに幸せを感じることがあるとは思わなかった」という利用者のホーム生活への感想が、ホームの雰囲気を物語っている。

 

A職員と利用者が共に人権意識の強化に取り組んでいる。「権利擁護自己評価表」を用いて利用者と職員が同じ内容の権利擁護アンケートを実施し、30項目のチェック項目により自身の行動や思いを振り返り、それぞれの権利意識の強化を図っている。利用者は、わからないところを家族に相談し、また、職員に確認し、自らの人権意識についての理解を深めている。年1回権利擁護に関する研修を実施している。研修で障害者虐待防止法等を職員に周知し、利用者の人権擁護に関する職員の意識の徹底に努めている。

 

B半期ごとに個別支援計画の見直しを行っている。見直しに際しアセスメントを実施し高齢化等による利用者支援のニーズの変化を把握している。また、モニタリングを実施し、個別支援計画の目標ごとに支援の成果を確認し次の計画に反映している。連絡ノートを活用し、薬の変更のことなど利用者支援に関する職員間の情報共有を図っている。利用者ごとに日々のサービス支援の状況や利用者の思いを、利用者の言葉で個別記録に書きとめている。職員は、個別支援計画の目標に沿って個別記録に記述することを心がけ、日々の利用者の思いや要望の変化を次の個別支援計画に生かすようにしている。

評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重

@日頃から職員は、利用者へ愛情を感じながら家族のように安心して過ごせるように配慮している。利用者同士は、「ちゃん」づけで呼び合っているが、職員は、「さん」づけで利用者に関わっている。


A権利擁護に関する研修を年1回定期的に実施している。今年度は「権利擁護自己評価表」を用いて利用者と職員が同じ内容の権利擁護アンケートを実施し、30項目のチェック項目により自身の行動や思いを振り返り、権利擁護に関する意識の強化を図っている。


B年1回権利擁護に関する研修を実施している。研修で障害者虐待防止法等を職員に周知し、利用者の人権擁護に関する職員意識の強化を図っている。

2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供

@連絡ノートを活用し、薬の変更のことなど利用者支援に関する職員間の情報共有を図っている。利用者ごとに日々のサービス支援の状況や利用者の思いを、利用者の言葉で個別記録に書きとめている。職員は、個別支援計画の目標に沿って個別記録に記述することを心がけ、日々の利用者の思いや要望の変化を次の個別支援計画に生かすようにしている。


A半期ごとに個別支援計画の見直しを行っている。見直しに際しアセスメントを実施し高齢化等による利用者支援のニーズの変化を確認している。また、モニタリングを実施し、個別支援計画の目標ごとに支援の成果を確認し次の計画に反映している。


B利用者のストレングスに配慮した支援を心がけている。きれい好きで掃除が得意、カラオケが得意、折り紙が得意、タブレットを使いネット情報を利用している、など利用者が得意とすること通して、利用者の自立と生活の安定につながるように支援している。

3 サービスマネジメントシステムの確立

@7人の利用者全員、現金を金庫で預かっている。また、5名は通帳を預かっている。自身で財布を持ち自由に買物をしている利用者は4名である。この4名の方も預かり金から必要経費を渡している。利用者ごとに金銭出納帳を作成し、毎月家族に報告している。金銭はホームの金庫に保管し、出入は必ず2名の職員が確認している。


A苦情対応マニュアルを作成している。苦情解決責任者、苦情受付窓口及び2名の第三者委員の氏名と連絡先を掲示し利用者・家族に周知している。マニュアルに苦情受付からの対応手順をフローチャートで分かりやすく説明し、苦情処理の迅速化を図っている。


B地震、火災を想定した避難訓練を年に2回実施している。訓練は、夜間災害、初期消火や避難経路の確認等、毎回想定を変えて実施している。防災マニュアルを整備し、災害時の連絡先一覧を作成している。また、非常時持出ファイルを整備し病院や主治医を明記した資料を整備し緊急時の対応に備えている。

4 地域との交流・連携

@地域の自治会の盆踊り等の行事に積極的に参加し、地域住民との交流を図っている。また、近隣の神社の清掃等地域の美化活動に参加している。通所の行き帰りで利用者は地域住民と気軽に言葉を交わし顔馴染みになっている。


Aホームのプランターで野菜などを育てていると、近隣の農家の人が気軽に立ち寄り、野菜の育て方の助言をしてくれる。また、野菜のおすそ分けをしてくれるなど。地域の方との交流が図られ、ホームに対する地域の理解が深まっている。

5 運営上の透明性の確保と継続性

@法人の理念に「若竹大寿会は、職員一丸となって人を幸せにします。人が大切にされる世の中を創ります」を掲げている。また、「顧客志向」「専門性向上」「効率向上」「素早く継続的な改善」「明るい職場」の5項目を法人の品質方針に定めホームページに掲載し法人としてのサービス支援の考え方を明示している。ホーム職員は理念や支援の質の向上(品質方針)の実践に向けて、意識を共有し日々の利用者支援に努めている。


A月1回全職員が出席しホーム会議を開催している。ホーム会議で利用者支援の内容・状況の変化についてケース記録をもとに一人ずつ確認し、職員間の情報共有を図っている。利用者が安心して過ごせるように、チームを組んで利用者支援の課題に取り組んでいる。また、月1回ホーム長会議を開催している。法人の4つの隣接するグループホームのホーム長が集まり、利用者支援に関する情報を交換し、連携してサービス支援の向上に努めている。


B連絡ノートを活用し職員間の情報共有を図っている。日々のサービス支援の職員の気づきを明記し、職員は連絡ノートの記述を確認しサインしている。連絡ノートを活用しサービス支援の統一を図っている。

6 職員の資質向上の促進 @ホーム長会議で、職員に必要な研修を検討し実施している。同じ研修を2度行い、世話人も時間を調整し積極的に出席している。年6回内部研修を実施している。今年度は「気が付く力を高める」「権利擁護」等のテーマで研修を実施している。内部研修にはホーム職員全員が出席している。研修受講後職員は、研修の成果を5段階で自己評価し研修成果の活用の気づきを得るようにしている。
7 日常生活支援

@咽込みのある利用者に対し少量ずつ食事を摂るように注意している。テープの高さを利用者に合わせる等利用者の身体状況に配慮している。服薬手順書を作成し利用者個別の服薬時の注意事項を明記し事故防止に努めている。必ず2人の職員で指名と与薬の日付、服薬のタイミングに間違いがないことをダブルチェックし服薬事故の防止に努めている。


A休日はガイドヘルパー同伴で外出する利用者が多く、ホームで過ごす利用者は外食したり徒歩15分ほどの岸根公園で弁当を食べたりしている。また、おやつ作りを利用者同士で楽しんでいる。


B食事はホームの職員が毎日調理している。利用者の希望や好き嫌いに配慮し週ごとにメニューを決めている。誕生日会は本人のリクエストを尊重しメニューを決定している。弁当を取リ寄せたり、ラーメン店に行ったりすることもある。


C毎日入浴している利用者が多い。4名の利用者は入浴介助が必要である。自分だけの好みのシャンプーを用意している利用者もいる。浴室は清掃が行き届いて大変きれいである。

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