かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

海老名市障害者第二デイサービスセンター(通称:かっぱ堂)

対象事業所名 海老名市障害者第二デイサービスセンター(通称:かっぱ堂)
経営主体(法人等) 社会福祉法人星谷会
対象サービス 障害分野 生活介護他
事業所住所等 〒 243 - 0403
海老名市望地2-24-1
tel:046-233-0333
設立年月日 2006(平成18)年10月01日
公表年月 2017(平成29)年03月 〜
使用評価項目 推進機構評価項目ガイドライン準拠版
評価機関名 特定非営利活動法人 介護の会まつなみ
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)

【事業所の特色や努力、工夫していること】
○食事に関しては、肥満傾向・持病による体重制限が必要な方に対応する摂取カロリーに配慮した弁当や若い人向けのボリュームのある弁当等利用者のニーズに沿った弁当の提供をしている。
○咀嚼力が弱った利用者に対しては提供前にカット、骨抜き、主食の量の調整等を行い提供している。普段と異なる昼食の機会を提供もしている。
○日中活動支援では、作業活動(タオルたたみ作業、缶バッチ製作、チラシ折り作業、段ボール重ね貼り作業、水道メーター分解作業、雑貨作り、手芸(刺し子)、農園芸作業)、その他の活動として散歩、室内運動(ストレッチ体操、ダンス)、自治会活動(本人会活動)、勉強会(就労、社会生活プログラム等)、絵画、書道、買い物活動、余暇支援(一泊旅行、日帰り外出(希望者対象1回/年)、土曜余暇(一人5回/年まで)を行っている。海老名市の就労チャレンジにも参加している。
○地域生活支援については、地域移行に向け、グループホームの設立、空き状況の情報提供、勉強会によるグループホームの理解、見学、体験、移行に向けて必要な支援を実施(世話人への申し送り、連携等)している。
○職員への権利擁護の研修が毎年実施されており、他の研修と共に計画的に行われている。
○利用者の意向等の把握についても、種々の機会を設けて把握に努めている。
○就労支援についても、利用者の意向を大切に就労体験などにも積極的に取り組んでいる。
○職員の資質向上の取り組みも、多く行われている。資格取得の為の補助制度も設けてある。


【事業者の課題として考えられる点】
○規程やマニュアルの整備もかなりの部分でされている。なお衛生管理面での新たな課題に対
応したマニュアルの見直しを期待する。
○自己評価を次年度から実施とのことで、サービスの質の向上の為にも是非実施される事を期待する。

評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重 ○「人間としての尊厳が守られ、豊かな人生を自己実現できるよう支援することを責務とする」と明記した人権マニュアルを作成し、職員に配布して人権の尊重の基本理念を周知させている。
○法人研修委員会では年間の研修計画を立て、毎年度、権利擁護の研修を実施し、職員会議、支援会議での人権に関する意見交換を通して人権教育を行っている。
○人権擁護委員会では、これまでに「さんづけ」の適切な呼称の統一を図っているが、「人権擁護チェック表」を用いて職員自身で支援の振り返りを行う機会を作っている。
○虐待の具体例を掲示し、職員と利用者、家族の双方が虐待に対する知識と意識を向上させ、虐待や人権侵害等がないかの気づきを生むことで、支援現場での不法行為を防止し、プライバシーに配慮した利用者の権利の保障につなげている。
○現在の利用者の方に身体拘束の必要な方はいないが、必要時の対応マニュアルは整備されている。
2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供 ○個別支援計画作成マニュアルに従って、相談支援事業所による総合的なサービス利用計画に始まり、年1回のアセスメント、年2回のモニタリングで利用者の特性、本人、保護者のニーズと課題を把握して個別支援計画を作成している。
○短期、中期、長期の目標を設定した半期ごとの個別支援計画作成に当たっては支援会議を開き、職員全体で共通した認識での理解を図っている。
○利用者の変化、目標達成度の確認と本人の満足度をモニタリング報告書に記録し、今後の支援の継続や見直しを検討し、次回の個別支援計画作成につなげている。
○支援の現場では、利用者の希望でその日の作業を選択することもでき、絵や写真によるわかりやすい作業手順書を掲示して作業に取り組みやすい工夫をしている。
○本人のニーズや興味のあるもの、できそうなものから取り組みをはじめ、外出や買い物を通して地域とのつながりを持つ機会を作り、スモールステップで利用者が自信と楽しみを感じてもらうことを大切にしている。
○こうした日々の支援を継続し、関係機関との連携を取りながら、将来を見据え自立した日常生活や特性に応じた就労に繋げている。
3 サービスマネジメントシステムの確立 ○生活支援マニュアルを整備し、利用者の特性、意向に基づいた安心、安全な支援を実施している。
○生活環境整備マニュアルが作成され、毎日の清掃、2か月ごとの業者による清掃で食堂、作業室、トイレは清潔に保たれている。
○クールダウンできる部屋、障がい特性に合わせた作業台、治具、食器等を用意し、利用者自治会での音楽、ダンスをしたいという利用者の希望を取り入れた生活環境を提供している。
○毎月、清掃衛生面点検簿で清掃、消毒の確認を行っているが、毎日の清掃時にも清掃チェック表等使用して、清掃箇所の確認を行っていくことが望ましい。
○リスクマネージメント委員会で、事故報告、ヒヤリハットの報告・分析・対応を行い、個別支援計画に反映させると共に苦情解決システムを整備し、苦情の申し出をしやすい取り組みを行っている。
○感染症マニュアルを作成し、健康診断、体温、血圧測定で体調確認による感染予防を重視し、感染時には罹患者への適切な対処を行っているが、精神的配慮に関しての具体的支援方法を明文化することで、心身両面の健康を重視したより良い支援が期待できる。
○救命救急マニュアル、防災マニュアルが作成され、協力病院、消防署、家族との情報共有、連絡方法を整えている。消防署とは近隣であるため、事業所や利用者の特性の理解につながる情報交換を行っているが、緊急事態発生時の被害拡大防止にあたっての具体的防止策をマニュアルに記載することで、職員の理解と迅速で適切な行動につながると期待できる。
4 地域との交流・連携 ○「ボランティア受け入れマニュアル」の整備はされている。
○海老名市、当事者団体、教育機関、他事業所等合同の「こころのバリアフリー実行委員会」に法人として参加し、一般参加者向けの講演会を企画実施している。また、障がい者の理解を深めるための啓発活動として映画上映会等を実施している。星谷会法人研修会に他団体の参加も呼び掛けている。
○毎年11月3日に「えびな・この街でくらそう」実行委員会によるイベントを開催している。星谷会事業所の自主製品の展示販売や模擬店、市内の障がい者団体による雑貨販売等を通して、地域の人たちの参加を呼びかけ交流を図り、親睦を深め理解をはかっている。
○海老名市自立支援協議会のチームに所属して定期的に参加し、関係機関、団体等の連携に基づき、福祉ニーズの把握を行うとともにチームの活動を通して、福祉ニーズに対しての取り組みを行っている。
5 運営上の透明性の確保と継続性 ○自己評価実施については平成29年度より実施に向けて計画、準備を進めている。
○階層別会議(主任、管理・幹部クラス)にて下階層の会議から上階層の会議へ提案する仕組みを設けている。
○各階層別会議での人事、働きやすい環境整備等について検討している。
○業務分担表により管理者の業務内容等を明文化している。管理者の資質向上に向けて、管理職研修(労務管理等)を実施している。
6 職員の資質向上の促進 ○職員交流会・初任者研修等で法人の理念・方針について周知を行っている。
○契約している保険窓口で職員及びその家族の健康相談、メンタルケアの相談が受けられる。
○職員採用チームにより、職員採用手順を確立しており、採用活動等のプランを立て活動を実施している。資格取得のための補助制度を設けている。
○研修委員会にて年間研修計画を立て階層別研修を行っている。外部研修については研修報告書、研修資料を職員に回覧している。
○「実習生受け入れマニュアル」の整備はされている。実習生の受け入れについては実習生指導担当者を配置し、指導要領に基づき指導している。
○年に1度、職員の意向調査を実施し、管理者と職員との個別面談の機会を設定して、意見・意向の把握を行っている。職員の意向を調査し、結果については改善策の検討を実行している。また、職員の希望があれば、その都度相談を受けている。
○月1日のノー残業デーを設定して、時間外労働の軽減を図るなどの取り組みを行っている。今後は記録等事務処理の効率化のための対策を検討していくこととしている。

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