かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

アスク武蔵小杉保育園(6回目受審)

対象事業所名 アスク武蔵小杉保育園(6回目受審)
経営主体(法人等) 株式会社 保育日本サービス
対象サービス 児童分野 保育所
事業所住所等 〒 211 - 0063
中原区小杉町1丁目526−5
tel:044-739-4750
設立年月日 2011(平成23)年04月01日
公表年月 2017(平成29)年01月 〜
使用評価項目 川崎市版
評価機関名 特定非営利活動法人 ナルク 神奈川第三者評価事業部
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)

【施設の立地・特徴】
 アスク武蔵小杉保育園は、東急東横線・JR南武線武蔵小杉駅北口から徒歩5分の、住宅地マンションの1・2階に立地しています。平成23年4月1日開園で、調査時点で4年6か月を経過しています。園児は1〜5歳児を対象として51人(定員45名)が在籍しています。園庭は狭いので、戸外活動はほとんど近くの公園に行っています。


【特徴】
 園目標として「元気にあいさつしよう」「おともだちとなかよくしよう」を掲げています。子どもの発達に合わせて、学ぶ楽しさや体を動かす楽しさを育むため、専門講師による体操・リトミック・英語の保育プログラムやクッキング保育を定期的に行っています。
現在、園として「職員の資質の向上」「一人一人の子ども、保護者とのコミュニケーション」の実現に取り組んでいます。


【特に優れていると思われる点】

1.第三者委員を保護者に紹介
 保護者が気軽に第三者委員に相談できるように、園長は、運動会に第三者委員を招待して職員や保護者に紹介しています。利用者アンケートでも、83%の保護者が第三者委員を知っていると回答しています。保護者と面識ができ、相談しやすい環境が整っています。


2.地域関係機関との協働
 園長は中原区の幼保小連絡会議、中原区園長会、上丸子小学校施設開放委員会などの関係機関などのネットワークに参加し、また、中原区内認可保育園年長児作品展では、毎年、当番を引き受け、他園と協働して取り組んでいます。


【特に改善や工夫などを期待したい点】

1.園の改善課題を明らかにして計画的に取り組む姿勢
 理念や基本方針の実現に向け、運営の改善や日常業務の効率化、遊びの環境改善、職員の資質向上などから幅広く課題を抽出し、向こう3年を展望して中長期計画を策定することが望まれます。そのうえ、中長期計画を実現するため、職員が参加して事業計画を策定し実行することが期待されます。事業計画は、進捗状況の把握・評価が行えるよう担当者や実施時期などを設定し取り組むことが望まれます。


2.園の専門を生かした地域支援の実現を
 園のホームページで夏祭りの参加を呼びかけていますが、公開が実施前の短期間に限られており、地域住民が情報を得にくい状態になっています。ホームページやポスター、チラシなど、情報を広く周知できる情報媒体を活用し、積極的に地域に呼びかけることが期待されます。また、園行事に参加した地域住民を対象に育児相談を行うなど、園の持つ専門性を活かした地域貢献が期待されます。

評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重

・職員は、子どもに対して性差にとらわれず、子どもたちの興味を優先して遊びを選べるよう支援しています。運動会や発表会など様々な行事で使用する衣装や小道具、日々の遊びや活動で使うクレヨンの色の使い方、画用紙などでの表現の仕方について、子どもたちがイメージするものを尊重し、自分で決められるよう支援しています。


・散歩やクラスの集団活動に入れない時に、職員は子どもの気持ちを受け止めて見守り、職員の言葉かけで気持ちが動き参加できるまで、ゆっくり過ごせるよう支援しています。


・朝の受け入れ時の観察、着替え時の子どもの様子を観察し、気になることがあった場合には、直ちに園長に報告する仕組みがあります。


・虐待が疑われる場合は、設置法人本部と打ち合わせの上、事務所に掲示してあるフローチャートにしたがって、中原区役所保健福祉センター、川崎市こども家庭センターなどの関係機関へ連絡する仕組みがあります。


・職員は、設置法人の入社時研修、階層別研修、自由選択研修や職員会議でプライバシー保護について話し合い、周知徹底を図っています。児童票などの個人情報に関する書類は、事務所で施錠保管し、保育園外への持ち出しを禁止しています。

2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供

・利用者満足度に関する調査は、園長が担当し、行事後のアンケート調査は、各行事担当者が主に行い、職員会議で内容の分析・検討を行っています。検討結果は、玄関に掲示すると共に、次回の行事に反映しています。


・年2回の個人面談や個人的な相談は、他者の目を気にせず個別に面談できる多目
的室や、使用していない保育室で職員と保護者が一対一で行い、プライバシーに配慮しています。


・戸外遊び後や排泄後の手洗い、うがいの大切さと方法を教え、一人で行えるよう支援しています。幼児クラスでは手洗表を手洗い場に貼り、手洗いの正しい方法が身に付くよう援助しています。職員は、正しくできた子どもを皆の前で褒めることで、他の子どもが真似をして正しく行えるよう援助しています。


・職員は、子どもの年齢や発達に合わせた言葉かけを行い、子どもの要求や欲求を受け止め、その欲求や要求の原因とその時の子どもの気持ちを、汲み取る努力をしています。


・子どもの年齢に合ったブロック、ままごと、パズル、お絵かき道具、粘土、折り紙などがあり、自由に選択して遊んでいます。季節の絵本は毎月設置法人より配布されるほか、破損した玩具や絵本の代替品を随時補充しています。

3 サービスマネジメントシステムの確立

・入園前に入園のしおり(重要事項説明書)記載内容を説明して理解してもらっています。


・年間指導計画は4〜5月、6〜8月、9〜12月、1〜3月の期ごとに年4回定期的に見直し、月間指導計画は月末、週案は週末に、各クラス単位で見直し、園長に提出しています。


・設置法人本部階層別研修で記録方法の研修を行い、園内では園長の指導により、職員による記載方法の差異がないようにしています。


・日々の保育サービス実施状況は、クラス別に週案や日誌に記載し、計画変更は朱記して、日々確認できるようになっています。


・園長は園内外での子どもの安全確保について職員を指導し、設置法人本部から伝達される安全関係通達や他園でのアクシデント事例を職員会議で職員に伝え、自園での発生の防止に努めています。


・園内外の安全管理、園外保育での安全管理など、担当別に安全管理体制を明確にしています。


・「事故発生対応マニュアル」により、「緊急時フローチャート」を作成してエントランスに掲示しています。


・自衛消防組織を編成して担当を決め、その上で毎月実施する避難訓練では、どの職員も全ての対応ができるように訓練しています。

4 地域との交流・連携

・園のホームページで日常の保育やの行事の様子などを、地域住民がいつでも見ることができるように、写真入りで紹介しています。また、園見学者には、パンフレット「入園のご案内」に基づき、案内を行っています。


・園長は、中原区の幼保小連絡会、中原区園長会議、年長児交流会などに出席して地域の情報を得ています。また、中原区内認可保育園年長児作品展では当番として参加するなど、他園と協働して取り組んでいます。


・ボランティア受け入れマニュアルには、守秘義務や園児の尊重などを記載し、それに基づく研修を行うこととしています。今年度は運動会に実習生をボランティアとして受け入れ、子どもたちと一緒に過ごしてもらいました。

5 運営上の透明性の確保と継続性

・理念や基本方針は入園時に配布する重要事項説明書に詳細に記載されており、それを基にして分かりやすく丁寧に説明しています。


・事業計画について、今年度前半(4〜9月)についての反省・評価は記載し、取り組み、実行できていない事項は下期に課題として記載しています。


・職員会議の中で、事業計画を分かりやすく説明した資料(環境整備等について)を作成し、職員が理解できるようにしています。


・保育園業務マニュアルに園長が行うべき職務が記載されており、それに基づいて年度初めの職員会議や園内研修で園長自ら話をしています。


・園長は、設置法人園長会、中原区の園長会議に出席して、福祉事業全体の動向把握に努めています。

6 職員の資質向上の促進

・設置法人本部人事管理部門が、職員の採用や各園の人員体制、人事管理全般を担当しています。設置法人作成の「保育士人材育成ビジョン」に、経験に応じ求められる役割・能力などが明文化されています。


・就業規則に服務規程、倫理規定、機密保持が規定され、保育園業務マニュアル、個人情報保護マニュアルに法令順守、個人情報保護が規定されています。


・職員は年2回、職員の自己査定をもとに、園長、マネジャーと設置法人本部の担当者が評価し、報酬を決定しています。


・実習生の受け入れにあたっては「実習生受け入れガイドライン」が整備されており、具体的な対応が明確にされています。

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