かながわ社会福祉サービス第三者評価推進機構

評価結果

陽光ホーム

対象事業所名 陽光ホーム
経営主体(法人等) 社会福祉法人 育桜福祉会
対象サービス 障害分野 共同生活援助(グループホーム)
事業所住所等 〒 211 -
中原区-
tel:
設立年月日 2009(平成21)年04月01日
公表年月 2016(平成28)年11月 〜
使用評価項目 推進機構障害者GH等第三者評価項目
評価機関名 株式会社フィールズ
総合評価(事業所の特色や努力、工夫していること、事業者が課題と考えていること等)

≪ホームの概要≫
 陽光ホームは東急東横線元住吉駅よりバスで約10分、緑に恵まれた複数の福祉施設が位置する所にあります。ホームは3階建ての建物に男女各8名の利用者が生活しています。利用者は食事、入浴など日常生活の支援を受け、日中はそれぞれの日中活動事業所に通所しています。生活支援の他、ガイドヘルパーを利用する余暇・休日等の支援、通所先や区役所などとの連携、通院先の同行支援なども行っています。
 運営法人の社会福祉法人育桜福祉会は1981年(昭和56年)に設立し、複数の入所・通所施設を中心に多くのグループホームや相談支援、ホームヘルプサービス、障害者ふれあいショップの運営などの事業を行っています。

≪ホームの理念・方針≫
 運営法人の育桜福祉会は「障害のある方一人ひとりの思いや願いを大切にし、利用される方の立場に立ったサービスの提供に努めます。生活支援や生産活動を通して社会への参加を手伝い、心豊かに過ごせる社会の実現を目指します」の理念を掲げ、さらに8つの基本方針により支援を具体化しています。

≪支援にあたって努力・工夫している点≫
 グループホームで「利用者一人ひとりが望む暮らしが陽光ホームの生活で実現し、これからの暮らしに向けて、想いを育み続けるよう、支援します」という方針に取り組んでいます。
 利用者の暮らしがより豊かで生き生きとなるように、日中の生活も含めて全体を支援しています。通過型施設として連携施設での体験を増やし、いろんな場面やいろんな事にチャレンジできるようにして、地域移行がしやすいようにしています。また、世話人は家族や関係機関と連携しつつ、未来に向けて利用者の想いや悩みを十分に受けとめるように配慮しています。

評価領域ごとの特筆事項
1 人権の尊重 ・利用者一人ひとりの思いや願いが実現できるよう利用者主体の支援の提供を目指し、「倫理行動マニュアル」を活用しています。職員会議で人権に関して話し合いを行っています。
・職員が利用者の居室に入るときには必ずノックや声掛けをして利用者の確認を得ています。呼称は「さん」付けで呼びかけ、顔を見て声掛けし、利用者の意思を確認しています。
・法人の「プライバシーポリシー」に従って、個人情報の保護を徹底しています。利用者の各部屋と職員室に室内電話を設置して、いつでも個別に話し合いができるようになっています。
2 意向の尊重と自立生活への支援に向けたサービス提供 ・ホームでは、毎年「みなさんの気持ちを聞かせてください」といろいろな場面からなるアンケートを用いて利用者一人ひとりとヒアリングをし、利用者の希望や意見を把握しています。また職員は利用者がおしゃべりを楽しんでいる時間に、利用者から楽しかったことや要望など聞き取っています。
・年度初めに利用者、家族と面談し、日常生活、社会生活、医療状況などにわたって長期・短期における課題を掲げた個別支援計画を作成し、随時見直しています。
・1階の居室を使用して地域生活移行のための体験利用を行っています。体験を何度か繰り返し、利用することで、本人や家族、関係機関と共に本人の将来像を具体的に考える機会となっています。
3 サービスマネジメントシステムの確立 ・金銭を自己管理できる利用者は毎月、職員と話し合い、お小遣いの予定表を作成しています。レシートを整理し、計画的に使うよう支援しています。自分で管理できない利用者に対しては、家族から預かった金額を必要な時に渡しています。
・苦情については利用者とのいろいろな機会の面談から把握し、対応しています。内容によっては法人の「苦情解決対応マニュアル」に沿って法人全体で解決しています。
・緊急時の連絡網をはじめ法人のマニュアルなどを整備し、職員は周知徹底しています。利用者は職員の名刺を携帯し、外出時にトラブルが起こった際に備えています。
4 地域との交流・連携 ・地域住民と良い関係を保つためにも苦情や意見などを聞き、地域の共同生活が円滑に送れるよう、日頃の交流に努めています。近隣との境界の草木の整備や喫煙の始末、雑音などに配慮しています。
・休日など利用者はガイドヘルパーを利用して地域の行事に参加しています。
・隣接する連携施設の「桜の風」とは法人の「人権委員会」や「リスクマネージメント委員会」に合同で参加し、バックアップ体制を構築しています。
5 運営上の透明性の確保と継続性

・入居時には、本人、家族に重要事項説明書を用い、ホームの方針やサービス内容について説明し、同意を得ています。ホームの特徴である通過型の施設であることについても分かりやすく説明しています。
・サービス提供にあたっては、具体的で身近な支援目標を設定し、利用者がモチベーションをもって目標達成に向けて取り組めるようにしています。
・施設長は職員会議や世話人会議でホームの理念や方針について周知しています。個別支援計画作成時に世話人に支援内容についての意見を文書で求め、サービス管理責任者が、その内容を見て理念の理解度をチェックしています。


6 職員の資質向上の促進 ・年度末の個人面談で管理者は職員が苦労していることを聞き、相談にのっています。入職年ごとや契約社員などの法人研修を実施して、該当する職員が参加しています。
・法人が全職員のストレスチェックを毎年実施しています。また、必要に応じて産業医が相談にのる体制を整えています。法人からの労務関係に関する指示は、管理者を通して職員に伝えられます。
・現在までの所、ボランティアや実習生の受け入れ実績はなく、マニュアルなどの受け入れ体制の整備は今後の課題となっています。
7 日常生活支援 ・余暇支援として個々の利用者の要望を把握し、必要な情報提供をしています。一人で出かける利用者に対しては、行く先をチェックし、必要なアドバイスをしています。ガイドヘルパーを利用して外出する利用者に対しては、一緒に行先を考え調整しています。隣りの体育館で行われている太鼓クラブに、希望者が参加する支援を行っています。
・職員が通院同行し、医師の話を聞き、健康状態を把握しています。一人で通院する利用者に対しては医師と文書で情報交換しています。薬は事務室で預かり、服薬時に職員が確認して利用者に渡しています。
・食事は利用者の嗜好を反映し、職員は調理法や味付けの工夫をしています。休日の昼食の献立は、利用者の要望などを考慮し、職員が作成しています。各階に風呂があり、毎日好きな時間に入浴することができます。見守りが必要な利用者は、職員が様子を確認できる1階で入浴しています。
・通所先の事業所とは、必要に応じて連絡を取り合っています。生活介護の事業所とは連絡帳を用いています。自分でできることは自力でできるよう、個々に合わせた環境整備を工夫しています。

詳細評価(PDF476KB)へリンク